吉田沙保里選手に思う

先日のリオ・オリンピックの話

女子レスリングの吉田沙保里が

決勝で惜しくも敗れ

銀メダルに泣きましたが

う〜ん

つくづく

思うところがありまして

吉田選手の個人戦の黒星は

実に2001年の全日本選手権以来

15年ぶりとのことで

リオの決勝で負けるまで

なんと

驚異の206連勝

そして世界選手権13連覇と

オリンピック3連覇を合わせると

16大会連続世界一の記録を達成

これは

ギネスの世界記録に認定されただけでなく

2012117日には

日本政府から国民栄誉賞を授与されています

まさに

霊長類最強

の称号にふさわしい

前人未到の記録と栄冠を授かっているんですね

さらには

至学館大レスリング部を率い

常日頃から面倒見が良く

周囲への細やかな配慮を忘れない

そんな責任感が強く謙虚な人柄ゆえ

自ずと後輩たちに慕われ

レスリングを目指す者たちにとっての

目標であり続けました

今回の五輪で

登坂や土性、川井など

子供の頃から吉田に憧れ

吉田の背中を見て育った選手たちが

揃って金メダルを獲得できたのも

ひとえに吉田沙保里の人徳ゆえ

とも言えましょうか

また吉田は

今回のリオ五輪で

コーチ陣と選手のパイプ役としても活躍し

何より日本選手団の主将という

大変な重責を担いました

さらにさらに

持ち前の明るく人当たりの良い性格から

TVなどのメディアにも引っ張りだこで

結果、抜群の知名度を誇り

五輪の時しか注目されなかったレスリングを

メジャーな人気スポーツに変えることに貢献

まあ

いやあ

ホント一体

これ以上何が要りましょうか?

4連覇を成し遂げた伊調馨も

もちろんすごいですが

なんのなんの

メダルの色こそ違っても

吉田沙保里の成し遂げた功績

そのすごさは

決して伊調に引けをとるものではありません

そう

彼女は負けてよかったのです

これでもし4連覇を成し遂げてしまったら

彼女は

神のような存在になっていたかもしれません

そうなると33歳の吉田の

その後の人生は

果たしてどうなっていたでしょうか

つくづく

人間は神ではない

吉田も決して神ではなかったということ

僕はそれで帳尻が合うのだと思います

最強と謳われた彼女が

大一番で負け

もろくも泣き崩れ

表彰台に立ってもまだ

涙をぬぐい続け悔しさを隠さない

う〜ん

僕は吉田選手のそんな姿を目の当たりにして

なんて

人間味にあふれているんだと

心底

共感を覚えましたね

↓↓↓

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彼女は

今後

きっと豊かな人生を歩むんだろうなぁ

たとえば

負ける悔しさや恐怖

そんな人の痛みを知る

素晴らしい指導者になるんだろうなぁ

感慨を込めて

しみじみ思った次第です

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