秩序と乱雑
先日
何気なく手にした本から
ちょっと気になった箇所を引用
…
「自然は
秩序だった状態から
乱雑な状態へと移っていくもの
例えば
風が吹いたために
整理してあった書類が
バラバラになることはあっても
バラバラだった書類が
風のおかげで
整理されることはありえません」
…
う~ん
しかし僕らは
そのありえないことを
どこかで
期待してしまいがちです
散らかしっぱなしの部屋が
何もしないと
ますます散らかるように
努力もせずに
いい結果だけをつい望んでしまいがち
でも少なくとも
行動に移さない限りは
決して望む結果は得られません
そこを神頼みといいますか
つい自分に都合のいいように
解釈してしまうんですよね
自分の望む結果にもっていくには
易きに流れる誘惑を
グッと断ち切って
つまり乱雑な方向へと移っていく
自然の動きに逆らって
正しい流れを
秩序を
回復しなければならないのです
これはある意味
力業を必要とします
強い気持ちで引き戻さないといけないのです
う~ん
と
さっきの引用の続きです
…
「ですが
自然界は本当に
秩序から乱雑へ
という方向にばかり
変化しているのでしょうか
例えば
私たちの体は
60兆個もの細胞が
互いに関係し合って
高度な秩序を形成し
一つの生命体を作り上げています
この秩序は
誰が意図的に組み上げたわけでもない
自発的にできた秩序状態です
このような現象を
自己組織化といいます
自己組織化は生命現象だけでなく
あらゆる自然現象に見られます
例えば
雪の結晶は見事な
六角形(六方対称)の模様になっています
↓↓↓
無秩序状態の水分子が
自発的に
このような美しい秩序を作り出しているのです」
…
う~ん
今度は最初のくだりの真逆です
自己組織化…
これもなんとなく
わかるような気がしますね
例えば
ほっといても勝手に組織が整っていく感じ
誰が言うともなく
組織の中で不足しているものを
誰かが自然と補っていって
そうして一人一人が
自分の居場所
ポジションを確保していく
そんな自発的で有機的な組織体
まあ
うちなんかはまだ程遠いですが
それでも時折
そうした一端を
垣間見ることはありますかね
いやあ
秩序から乱雑へという流れも
乱雑から秩序へという流れも
どっちも
自然の法則の中に見出せるということで
あらためて
自然て
やっぱりすごい
(一体なんの話じゃい…)
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