秩序と乱雑

先日

何気なく手にした本から

ちょっと気になった箇所を引用

「自然は

秩序だった状態から

乱雑な状態へと移っていくもの

例えば

風が吹いたために

整理してあった書類が

バラバラになることはあっても

バラバラだった書類が

風のおかげで

整理されることはありえません」

う~ん

しかし僕らは

そのありえないことを

どこかで

期待してしまいがちです

散らかしっぱなしの部屋が

何もしないと

ますます散らかるように

努力もせずに

いい結果だけをつい望んでしまいがち

でも少なくとも

行動に移さない限りは

決して望む結果は得られません

そこを神頼みといいますか

つい自分に都合のいいように

解釈してしまうんですよね

自分の望む結果にもっていくには

易きに流れる誘惑を

グッと断ち切って

つまり乱雑な方向へと移っていく

自然の動きに逆らって

正しい流れを

秩序を

回復しなければならないのです

これはある意味

力業を必要とします

強い気持ちで引き戻さないといけないのです

う~ん

さっきの引用の続きです

「ですが

自然界は本当に

秩序から乱雑へ

という方向にばかり

変化しているのでしょうか

例えば

私たちの体は

60兆個もの細胞が

互いに関係し合って

高度な秩序を形成し

一つの生命体を作り上げています

この秩序は

誰が意図的に組み上げたわけでもない

自発的にできた秩序状態です

このような現象を

自己組織化といいます

自己組織化は生命現象だけでなく

あらゆる自然現象に見られます

例えば

雪の結晶は見事な

六角形(六方対称)の模様になっています

↓↓↓

blog_import_64426fd7989c2.jpg

無秩序状態の水分子が

自発的に

このような美しい秩序を作り出しているのです」

う~ん

今度は最初のくだりの真逆です

自己組織化

これもなんとなく

わかるような気がしますね

例えば

ほっといても勝手に組織が整っていく感じ

誰が言うともなく

組織の中で不足しているものを

誰かが自然と補っていって

そうして一人一人が

自分の居場所

ポジションを確保していく

そんな自発的で有機的な組織体

まあ

うちなんかはまだ程遠いですが

それでも時折

そうした一端を

垣間見ることはありますかね

いやあ

秩序から乱雑へという流れも

乱雑から秩序へという流れも

どっちも

自然の法則の中に見出せるということで

あらためて

自然て

やっぱりすごい

(一体なんの話じゃい…)

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。