4Kテレビの盲点
先日
自宅のテレビが突然映らなくなりまして…
東芝なんですが
後日そのテレビは
液晶の不具合ということでリコールが判明
そうしてカスタマーセンターとやりとりした末に
結局
画面インチサイズも大きい4Kテレビを
無償交換で持ってきてもらうことに相なった次第
おお
逆にラッキー〜
4Kテレビはフルハイビジョンの
実に4倍もの画素数を誇る優れもの
高画質を大画面で楽しむことができるということで
話題のテレビです
いやあ
“災い転じて福となる”だなぁ
と喜んでいたのです
…が
ん
なんでも4Kテレビは
映像本来の色を再現する機能があるそうでして
つまり4K以下の古い映像などでも
4Kテレビで観ると
途端に鮮明な4K相当の画質に変換しちゃうんです
って
あれれっ
う〜む
例えば
古いモノクロの名画などを観ても
室内撮影の場合は
スタジオの現場感が出すぎちゃって
映画の
時に決してクリアではない
しかしそれ故に
味わいのある雰囲気
深みのある映像
それらをひっくるめたところの
いわば作品全体の世界観が…
おいおい
なんだかものの見事に
損なわれちゃってるじゃ
あ〜りませんか
映画の場合は
必ずしも荒い画像がいけないわけではなく
それはそれでむしろ
作品を伝える大切な要素だったりします
画像をきれいにするついでに
作品の持つ世界観も
きれいさっぱり取り払っちゃったんじゃ…
ホントもう
これには少なからず
違和感を感じざるを得ませんね…
僕だけかなぁ?
そう古くない映画を観ても
う〜ん
画質が良すぎて
全然リアルじゃない
映像が嘘っぽい
それは往々にして
役者の演技力の有無をも
さらけ出してしまうわけで
鮮明な画像は
下手な役者にとっては
命取りになりかねませんね…
さらに気のせいか音響もクリアになって
セリフはよく聞き取れるようになりましたが
例えば銃の音などは
むしろオモチャっぽく聞こえます
まあそんなわけでして
素晴らしい名画が
時に
テレビドラマか
はたまた
モンティ・パイソンのコントのように見えて
いやはや
こりゃ慣れるのに
ちょっと時間がかかりそうですね
4Kテレビの盲点だな
まあスポーツ観戦などは鮮明になった分
より臨場感が伝わっていいんでしょうけどね
4K対応にするか否かを
観る方が
自由に選択できるようになればいいんですが
今のところ取説を見ても
そんな機能どこにも書いてませんね
つくづく
あまり便利すぎるのもいかがなものかと
痛感する今日この頃です
というわけで
おまけ
そういえば
モンティ・パイソン久しぶりに観たくなったなぁ
それはそれで最高です
こちらは映画
1974年製作
テリー・ギリアムとテリー・ジョーンズの共同監督
『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』
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