IoT時代の予感
昨年7月にソフトバンクが
マイクロプロセッサーやグラフィックス・チップの設計に関する半導体の知的所有権会社である
英国のARMホールディングスを
3.3兆円で買収したというNEWSがありましたが
そこでクローズアップされた
IoT(=アイオーティー)という言葉が
世間でも徐々に認知されてきているように思います
IoTとは
「Internet of Things」の略語で
その言葉通り
「モノのインターネット」
ということになりますが
ネットでつらつら読んでみると
いわく
「これまでネットワーク(インターネット)と繋がらなかったモノに、人を介さずネットにつなげる仕組みを構築し、更に生活を豊かに、仕事を劇的に効率化しよう。」
というイメージだそうです
従来のインターネットは
主にパソコン、サーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されて成り立っていますが
これからはIT関連機器だけではない
それ以外の様々な “モノ” への接続が可能となる、と
それらを称して 「IoT」 と呼ばれています
実際にIoTが活用可能な分野は…
以下サイトからの抜粋です
例えば
◎スマートシティ…自動車や駐車場、建物の管理など
◎環境保全…森林やゴルフコース、大気や原発、川や海の管理など
◎農業…農業のための天候、肥料管理など
◎ヘルスケア…スポーツマネジメント、病院や介護施設における看護、介護サポートなど
◎商業・流通…物理的なモノの位置検索、輸送における品質管理など
とまあ
ザッと挙げただけでもかなりの分野に及び
まだまだ用途は拡散していくことが予想されます
と
ソフトバンクが目の飛び出るような金額で買収した
英国のARMホールディングスは
消費電力の小さいARMプロセッサーが最大の強みだそうで
IoTが普及した時代において欠かせないものとなる、と
孫正義社長いわく
「ARMの設計によるチップ(半導体)は20年後には、世界で1兆個使われる。全世界のCPU(中央演算処理装置)の圧倒的大半になっている。そこからやってくる様々なデータが、超知性の進化、人類の幸せのカギになる」
と語っています
現在すでにARM社が設計する半導体は
高性能なパソコンやサーバー以外
例えば
スマートフォンや車載情報機器のCPU(中央演算処理装置)なとで
かなりのシェアを取っているんだそうで
これが今後さらに広がっていくとの予測なのです
孫社長は
「今回の投資の目的はIoTがもたらす非常に重要なチャンスをつかむことにあり、ARMは当社グループの戦略において重要な役割を果たしていく」
と説明しています
ということで
いやはや
僕には正直
理解できない部分がかなりありますが
近い将来、間違いなく普及していくんだろうなぁ
という予感、イメージは容易に湧きますね
って
そうはいっても
何が起こるかわからない不確実な未来に対して
社運をかけるほどの莫大な費用を投じた孫社長は
う〜ん
ホントすごいですね
でも実際、冷静に
ARM社のシェアや財務の盤石さ
EU離脱で揺れた英国ポンド安の傾向
そして
IoT時代到来の確かな予感
などを鑑みると
少しはわかるような気がしなくもないですかね
そして何より
そうした来るべき未来を
他でもない自らが創っていくんだという
経営者、事業家としての矜持
いやあ
次元は違いますが
孫社長のスケール感や胆力、先を読む眼を
僕も少しでも見習いたいと強く思った次第です
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