陰陽話
ふと
今回はちょっと迷走気味です
◎「陰極まれば陽となる、陽極まれば陰となる」
陰の気が強くなり最高潮に達すると
そこから徐々に陽の気が芽生え始め
逆に陽の気がどんどん強くなると
今度はそこから陰の気が生まれ始める
と
そのように
物事は陰と陽を行ったり来たりする
循環構造にあるという
これは陰陽道において
古くから伝わる言葉です
と
両極にあるものが
互いに循環しながら
表裏一体をなす関係性は
よくこのような図で表されます
↓↓↓
って
なかなかピンとこない部分もあろうかと
以下、似たような言葉を思いつくままに列挙
◎「必死すなわち生くるなり」
“必死”という言葉
よくよく見るとかなり物騒で
“必ず死ぬ”と書きますが
つまりは死ぬ覚悟で全力を尽くすことは
“生きること”につながる
これは『あしたのジョー』のラストシーンの
“真っ白な灰”状態を指しますかね
(ちょっと違うか…)
◎「攻撃は最大の防御なり」
そのまんまですね
◎「謙遜も過ぎれば傲慢になる」
これは一番近い言葉かも
謙遜と傲慢
正反対の言葉ですが
う〜ん
実は表裏一体ですね
まあつくづく正反対の言葉は
実は同時にイコールでもある
ということかな
いやはや
ちょっと深いですね
ということで
今度はそういう映画をご紹介
◎『ヒート』(1995)
↓↓↓
アル・パチーノ演じる刑事と
ロバート・デ・ニーロ演じる犯人は
正反対の立場ながら
いい悪いではなく
完全に同格
そもそも
トップスター同士の共演ということで
何かとデリケートな部分も多く
本作はパチーノとデ・ニーロが
いっときも主従の関係にならないよう
2人を慎重に扱っていて
撮り方にも
かなりの工夫、配慮が見られます
↓↓↓
それはそうと
この映画は傑作でしたね
◎『インファナル・アフェア』(2002)
↓↓↓
香港映画です
マフィアに入り込んだ潜入捜査官と
警察に入り込んだマフィアの物語
マフィアに潜入し警官として苦悩するトニー・レオンと
組織を裏切り善人になろうとするアンディ・ラウを
きれいに対比して描いています
↓↓↓
とても面白かったですが
途中どっちがいい奴で
どっちが悪い奴なのか
こんがらがって戸惑ったりしましたね
まあ2人は正反対でありながら
結局のところ人間
本質的にはそう大差ない
といった捉え方でしょうか
◎『三度目の殺人』(2017)
↓↓↓
少し前に上映した
是枝裕和監督のオリジナル脚本による話題作
福山演じる弁護士が
役所演じる容疑者の話に
次第に自分自身を投影し始め
やがて同期(⁈)していく妙
↓↓↓
いやあ
見応え十分の力作でした
というわけで
ハハハ
一体なんの話やら
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