映画の副産物

先日

唐田えりかと不倫関係にあった

俳優の東出昌大による

謝罪会見の様子をTVで見ました

う〜ん

不倫がいけないとか云々はさておき

会見を見ていて

つくづく

二人がそういった関係になるきっかけとなった

映画のことに

思いを巡らさずにはいられませんでしたね

↓↓↓

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その映画とは

2018年製作の『寝ても覚めても』で

僕も1年くらい前に観ましたかね

↓↓↓

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この映画について

僕が以前書いたブログはこちら

いやあ

あらためて

本作は

ここ近年の日本映画において

稀に見る傑作だと思います

何が素晴らしいかって

ブログでも書きましたが

役者たちが

実際に役を生きている様子を

リアルに感じられる

瞬間がある

つまりは

演技の下手さ加減も含めて

生身の役者としての力量、パーソナリティが

生き生きと浮かび上がってきている

撮影時現在で区切った

役者たちの

フィルムに明確に刻印されている

そこに嘘はないということ

そしてこれは多分に

濱口竜介監督が長い年月をかけて

丹念に紡ぎ上げてきた

俳優との信頼関係の賜物で

そうしたプロセスを通して

役者たち一人一人のポテンシャルが

見事に引き出された結果かな

翻って

撮影時とその前の準備期間の

おそらくは濃密であったであろう

このひと時は

演じる役者たちに

一体何を残したのでしょうか

う〜ん

想像するに余りありますね

この短くない期間

彼らは

実際に役を生きるわけで

またなおさら

タイトルの通り

寝ても覚めても

相手役のことを考える環境に

身を置くわけで

主演の二人はまだ若いし

自然とそういった関係になるのは

う〜ん

これはもう必然で

それはすなわち

言い換えるなら

濱口監督の優れた演出が

もたらした産物とも

とれなくはないかな

それほど映画というものは

もちろんこれは舞台も同じでしょうが

どこまでも

生身の人間たちによって創り出されるもの

演じる本人たちが

実際に心を持っていかれちゃうのは

往々にしてあることで

プロといえども

こりゃ致し方ないかな

なんて

正直思っちゃう自分がいますね

優れた映画に伴う

いわば副産物とでも言えましょうか

なおさら

そう感じさせられる映画でした

なので数ヶ月前に

二人の不倫が報じられた時

映画を観ていた僕は

特段驚くことはなかったですね

ああ

やっぱりって感じで

とまあ

そういうわけですが

おっと

それはそれとして

東出くん

家庭は大事にしなくてはいけませんぞ

つくづく

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