プラシド・ドミンゴ・コンサート
日本の災害状況を懸念してアーティストたちの来日キャンセルが相次ぐ中
ドミンゴ氏はむしろこういう時だからこそ是非やりたい
という熱い気持ちで来日され
今回のコンサートに至りました
しっかしすごい観客数でしたね~
3600人収容のNHKホールはほぼ満員でした
↓↓↓
いやあ
ドミンゴ氏…
すごい声量
そしてその存在感に圧倒されましたね~
3600人の聴衆をたった一人で持っていってしまいます
日本フィルハーモニー交響楽団の80名を越す大編成による演奏をバックに
(やはり生演奏は最高ですね~)
圧倒的スケールの声量と
重低音の甘い美声で
会場内を包み込んでしまいます
↓↓↓
(写真はネットからひっぱってきたものです)
それにしてもドミンゴ氏
余裕なんですよね
たたずまいが…
一生懸命とかそういう雰囲気がなく
力が程よく抜けていて
それでいて瞬間的にすごいパワーを発揮するんですよね
緩急自在と言いますか
まあ一言で
大人な感じ…
ですかね
そして舞台に登場すると
とたんに会場の空気が変わり
ひとたび歌い出すと
皆一瞬で引き込まれてしまいます。
さすがです
そして
アンコールのときに
日本の歌『ふるさと』を
なんと
日本語で歌ってくれました~
この時のドミンゴ氏
パートナーのソプラノの女性と一緒に歌ったのですが
いわゆる朗々たるドミンゴ調ではなく
慎ましやかに粛々と歌われました。
聴衆は誰もがみな遠く被災地の光景を思い浮かべずにいられませんでした…
あちこちですすり泣く声が聞こえ
(僕らも泣きました…)
やがて
自然と場内が『ふるさと』の大合唱に包まれました。
それは被災地の人たちへ思いを馳せた祈りの歌であり
また亡くなった方たちへの鎮魂歌のようでもありました。
3600人の聴衆がひとつになりましたね。
ドミンゴ氏は
どこまでも音楽の力を信じているんですね
音楽が人を救う…
そのパワーを誰よりもよく知っていて
こうした時、何をしなければならないか
自分の役割をキチンと理解し
それをあくまで実行することに徹する
まことにもってプロだなぁ~と感心しました
『ふるさと』で皆が余韻に浸って
これで終わりかなと思いきや
最後の最後に自分の持ち歌を力強く熱唱されました。
決して感傷的には終わりたくなかったのでしょう。
ドミンゴ氏が今回のコンサートを行う上での
自分の役割…
それは
音楽の力で
人々に活力を与え
奮い立たたせて
復興へ向ってどんどん歩んでいってほしい
このコンサートをそうしたきっかけにしてほしい
ということではないでしょうか
だからこそ元気にフィナーレを迎えたかった
そこがドミンゴの歌い手としての矜持であり
日本の復興に対する強い願いの表れなのだと思いました。
いやあ
本当に素晴らしいコンサートでした
二人して心がすっかり洗われた気分で帰路に着きました。
さあ、がんばりましょう
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