共生の真意
世界中で読み継がれている
ご存じ
ビジネス書のバイブルと呼ぶべき名著
『7つの習慣』
↓↓↓
ふと
本書の中の
「第四の習慣 Win-Winを考える」
の章で述べられている
「豊かさマインド」
というくだりより
以下抜粋
↓↓↓
「…Win-Winに必要な
もうひとつの人格の特性は
豊かさマインド
と呼ぶべきものである。
これは
すべての人を満足させることが可能である
というパラダイムである。
ほとんどの人は
欠乏マインド
と私が呼ぶ脚本づけを受けている。
欠乏マインドとは
人生を一個のパイと見て
ほかの人が大きなひと切れを取ると
自分の取り分が減ると考える。
それは人生をゼロ・サム・ゲーム
(一方のプラスが他方のマイナスになり
両方の得点の総和が必ずゼロになるゲーム)
とみるパラダイムである。」
…
と
あらためて
Win-Winとは
「すべての関係において
常に相互の利益を求める心と精神のことであり
お互いに満足できる合意や解決策を打ち出すことである。」
とありますように
Win-Winという概念は
共に勝つ
=共に生きる
と考えて
まあいわば
共生
と同じ意味ですね
そしてWin-Winのあり方を考える上での
大切なポイントとして出てきた考え方の一つが
上述の
豊かさマインドです
が
う~ん
共生云々を
さんざんのたまってきた僕が
こんなことを言うのもなんですが
僕は
このWin-Winのあり方
その前提としての
豊かさマインドが
どうにも苦手
といいますか
正直
少し違和感を覚えるところなのです
僕だけでなく
おそらくアジア人は
相手とWin-Winの関係を築こうと思うと
ついつい
自分がへりくだる
つまり
正反対のパラダイム
Lose-Winになりがちかな、と
僕自身
Win-Winを意識するあまり
どうしても相手に強く迫れず
遠慮がちになり
結果
つい
Lose-Winでよしとしてしまう傾向にあるのを
自覚しますね
まあこの本は
西洋文化の素養を持つ
敬虔なクリスチャンである
コヴィー博士による書で
欧米人なんかは
特にこのWin-Winのあり方は
目からウロコなのかもしれませんがね
狩猟民族と農耕民族の
本質の違いでしょうかね…
と
さらに
上述の
ゼロ・サム・ゲームですが
これなんかも
僕は
人生の多くの局面で
正直どうしても
パイの奪い合い
というパラダイムから
抜け出せなかったりします
人生をゼロ・サムで見る癖がある
といいますか
僕はいつも
人生はチャラ
プラス・マイナス・ゼロ
塞翁が馬
なんて
欽ちゃんみたいな考えに
深く共感していまして
まあこれは
一種の思い込みかもしれませんがね
でも
人生って
なにごとも有限じゃないかなぁ~
限りあるからこそ
燃え上がることができる
人間は
いつか必ず死ぬからこそ
生が充実する
僕は
有限であるからこそ
パイの量が決まっているからこそ
その中で
自分の持ち味を発揮しつつ
時に精一杯戦い
時にみんなで協力し合って
そうして共に生きようと
より誠意、努力、工夫を
重ねることができるんじゃないか
それこそが
Win-Win
つまり
共生の真意なんじゃないかなぁ
そう考えますと
共生の根っこのところには
節度や
分をわきまえる
といったあり方が
僕自身とってもしっくりくるんですよね
なんて
つくづく思う今日この頃です
おまけ
↓↓↓
僭越ですが、趙社長の「考え方」や「書き方」は、非常に人を惹きつけるものがありますね。本質を突いているからこそだと感じました。
>YUKIさん
おお、永澤さんコメントありがとうございます❗️
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