たけしの著書

ここ最近

なんとなく読書づいてる今日この頃ですね

先日

春の叙勲で旭日小綬章を受章して話題になった

タレントで映画監督の

北野武(1947-)

の本を立て続けに読みました

↓↓↓

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いやあ

面白かったです

現代評論ですが

どれもサクサク読めましたね

まあ毒舌や暴言のかぎりを尽くしてますが

つくづく

たけしってやっぱりすごいなぁ

と感じざるを得なかったですね

どこまでも正直で

本質的で

視点の斬新さは言うに及ばず

何より視聴者はもとより

大衆との距離感の妙ですか

寄り添うのか

突き放すのか

本人も本書の中で述べてますが

常に大衆と付かず離れず

その近くを泳いでいる魚

と自身のことを例えています

上だったり

横だったり

下だったり

その時々で変わったりしても

近い位置にいることに変わりはない

う~ん

たけしの場合

どんなに誤解を生むような

毒舌や暴言を吐いたりしても

むしろ

たけしなら許せる

という

妙な安定感にも似た印象を与えるのは

ひとえに彼自身の持つ

おそらくは

優しく繊細であろう人柄がそうさせるのは

言わずもがなの上で

なお

そもそも彼の依って立つスタンスが

常に大衆のそばにいるということ

あくまでその立ち位置から

自身の経験に基づいた主観的な言動を発する

そして自分の頭で考え

時に誤解を招きながらも

どこまでも自分の言葉で語ろうとする

評論家的な

他人事的なスタンスではなく

何でも自分事として捉えようとする

そんな彼の姿勢

当事者意識が

人々の共感を得ることにつながるのかなと感じます

まあ

つまりはスタンスの問題ですかね

偉ぶったり高飛車にならずに

どっぷりと同じ目線の位置にいれば

正直

何を言ってもOKなんですよね

たけしには

そこの潔さ

目線の近さ

ゆえの遠慮のなさを感じます

そのスタンスは

いくら世界の映画祭で賞を獲ろうが

フランスの文化勲章を受賞しようが

今回のように旭日小綬章を受章しようが

なんら変わらないだろうという

揺るぎない安心感

れっきとした信頼感

たけしにはありますね

4冊の本の中で

まあ

ちょいちょい母親の話が出てきまして

たけしの人格形成において

本当に多大なる影響を及ぼしたんだなぁ

よっぽど頭が上がらなかったんだなぁ

と、たけしの母親に対する深い愛情の念を

行間の端々から感

彼が極めて常識的で知性的な人なんだということを

改めて感じることができた次第です

おっと

特定のホール企業ですが

わが業界とも縁がありますしね

というわけで

近々

たけしの映画について述べてみようと思います

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