『デューラー』版画・素描展

上野で時間が少しあって

思わず美術館に飛び込みました

国立西洋美術館にて開催

ドイツ・ルネサンスの巨匠

アルブレヒト・デューラーの版画・素描展

↓↓↓

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あまり馴染みの薄い世界ですが

たまには版画もいいものですね

堪能しました

↓↓↓

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デューラーは

1516世紀に活躍した人で

本展示会では

作品群を紐解くキーワードとして

「宗教」

「肖像」

「自然」

が挙げられています

時代が

そうさせるのかもしれませんが

現代の

いわゆる芸術家というと

つい

なにものにもとらわれない

自由奔放な精神

などのようなイメージを抱きがちですが

たとえば

今回デューラーの版画や素描などを

合計150点以上(!)

じっと眺めていて感じることは

自由な発想の前にまず

上記の3つのキーワードが

しっかりと自分の中に根づいていて

それらを表現する手段として

絵画や版画などの

芸術があるということ

特に3つのうち

一番強い思いとして表れているのが

この時代の芸術家は

皆そうかもしれませんが

厚い信仰心です

それこそ山のような版画群などを

次から次へと見せつけられて

否が応にも感じることは

神への信仰を

あたかも試されているかのごとく

ある種

修行僧のように

黙々と版画を彫り続けているであろう

そんな愚直な姿勢です

積み上げてきた版画の数だけ

信仰心の厚さが問われている

版画や素描が

そう感じさせるのかもしれませんが

とても素朴で敬虔で

誠実なイメージを

このデューラーという

ドイツを代表する画家から

垣間見ることができました

現代の芸術家とは

またちょっと違う印象ですかね

いやあ

それにしても

美術鑑賞は僕にとって

この上ない心の栄養剤です

ちなみにこのデューラー展

明後日の16日までです

是非〜

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