映画『セルピコ』

前回に引き続き

若き日のアル・パチーノのオススメ作をご紹介

2本目はこちら

1973年製作

またまたシドニー・ルメット監督とのコンビによる

『セルピコ』

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ニューヨークを舞台に

汚職と腐敗にまみれた警察組織の中で

ひとり抗う警官の姿を描いた

実話の映画化です

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雨の降る夜

ニューヨーク市警の麻薬課刑事

フランク・セルピコが

重傷を負い病院に運び込まれる

映画は

彼が銃撃されるに至った端緒を追って

数年前に遡る…

警察学校を卒業したセルピコは

理想と正義に燃えていたが

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次第に汚職だらけの警察内部の実態を

目の当たりにするようになる

ただ一人賄賂を受け取らず

孤立していくセルピコは

不正を訴えるべく告発に踏みきるが

やがて市内で最も危険な場所といわれる

ブルックリンの一画に配属されてしまい

そこで…

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理想に燃える若い警察官が直面する

残酷な現実…

易きに流れる集団心理

悪意が蔓延する組織のムード

そうした腐敗した状況に抗えば抗うほど

なおいっそう

深まる孤立…

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う〜ん

本作もハマり役

パチーノにつきまとう

孤独な激情

というイメージは

この映画に負うところ大ですね

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つくづく

観る者を惹きこまずにはいられない

説得力を生む眼の演技

どこまでも澄んだ美しい瞳が

ひときわ印象的です

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この映画は

パチーノが着るファッションも話題に

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劇中

様々なヒッピールックに身を包みます

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いやあ

カウンターカルチャーの波

リアリズムの時代

そんな70年代アメリカ映画において

パチーノは

デ・ニーロやニコルソン、ダスティン・ホフマンらと共に

新たな時代の体現者

人間味に溢れたアンチヒーローとして

その強烈な個性を

いかんなく発揮していったのです

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というわけで

『セルピコ』

警察内部のリアルな実態と

反骨のアウトロー刑事の

孤独と挫折を描いた

まぎれもない傑作です

まだこれで終わりではありませんよ

さあ続きは次回

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