映画『スカーフェイス』

前回に引き続き

若き時代の

アル・パチーノの魅力に迫ります

『狼たちの午後』『セルピコ』に続く

3本目はこれ

『スカーフェイス』

↓↓↓

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ブライアン・デ・パルマ監督による

1983年の作品です

ストーリーは単純明快

キューバからアメリカに渡ってきた

トニー・モンタナが

コカインの密売でのし上がり

そして破滅していく姿を描いたもの

常夏のフロリダの空気感が

終始損なわれることなく保たれていて

独特のムードを醸してます

いやあ

この映画

たま~に観たくなります

長尺にもかかわらず

テンポよく

グイグイ引っ張ります

ホント何も考えなくてもいいんですよね

深い意味など皆無の

僕にとっては

本作こそまさに

スッキリ爽快映画です

そしてつくづく

この映画のパチーノはすごい

↓↓↓

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もうやりたい放題

この映画は

いまどき

それはないだろ的な

パロディーすれすれのシチュエーション満載です

例えば

山盛りのコカインに顔を突っ込んで

吸いまくるシーン

↓↓↓

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う~ん

全編これ

過剰極まりない演出にもかかわらず

パチーノが演じることで

滲み出るリアリティー

さすがです

この頃のパチーノは

いくらアクが強くても

若さゆえの美しさ

艶がありましたよね

最近の老境にさしかかったパチーノは

渋いですが

さすがにその艶がなくなって

ゆえにホントにアクの塊で

ダミ声も年季が入り過ぎちゃって

正直見ていて

ちょっとつらいかな

おっと

話が逸れましたね

そんなわけで

ラストの銃撃オンパレードまで

一気に爆走です

↓↓↓

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パチーノといえば

何よりもまず

最初に挙げられる映画は

『ゴッドファーザー』でしょうが

その役のマイケル・コルレオーネと

この『スカーフェイス』のトニー・モンタナは

役柄としては

同じマフィア、ギャングという括りですが

性格や位置づけ的には

ちょうど正反対です

『ゴッドファーザー』のマイケルが

いわば組織の安定期を担う

気品漂う冷徹な2代目であるのに対して

『スカーフェイス』のトニーは

動乱期を生きる

まさに粗野な激情型の創業者です

ゆえに役作りも

抑制されたマイケルに対して

過剰なトニーと

正反対のキャラクターを見事に演じています

まあイタリア系とキューバ系という出自の違いや

何より監督の演出の方向性にもよりますので

パチーノだけの問題ではありませんが

それにしましても

圧巻ですね

表情から何から

別人格です

『ゴッドファーザー』のマイケルと

↓↓↓

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『スカーフェイス』のトニー

↓↓↓

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というわけで

あらためて

アル・パチーノ

最高です

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  1. Lion社長

    急な書き込みで驚かせてしまったらすいません!私もブログ書いていてたまたま見たのですが、せっかくなのでコメ残していきます。私のページにも良かったら遊びにきてください☆ではでは、また来ます(*‘∀‘)

  2. チョー!

    >Lion社長さん
    コメントありがとうございます。
    ぜひ覗かせていただきます^_−☆