名作の宝庫
ということで
前回に引き続き
ダスティン・ホフマンが
『卒業』(1967)以降
1960年代末から70年代にかけて出演した傑作群を
以下、一挙ご紹介
◎『真夜中のカーボーイ』(1969)
↓↓↓
男娼になって荒稼ぎすることを夢見て
テキサスからニューヨークに出てきた
田舎者の青年ジョーと
“ラッツォ(ネズミ)”と呼ばれる
狡猾な詐欺師による
奇妙な友情と絶望の物語
↓↓↓
ホフマンは肺を患い
足の不自由なチンピラ風の出で立ちの
ラッツォを好演
惨めな最期を遂げる姿が痛ましく切ない
◎『ジョンとメリー』(1969)
↓↓↓
出会ったばかりの若い男女が
名も知らぬまま一夜を共にし
そうして互いを知ろうと探り合い
やがて名前を告げ合うまでの1日
↓↓↓
さりげない日常を切り取った
大都会を生きる現代人のあり様
2人の絶妙な演技が素晴らしい佳作です
◎『小さな巨人』(1970)
↓↓↓
白人社会とネイティブ・アメリカンの間を行ったり来たりして
数奇な運命を辿った121歳の男
白人中心による西部開拓史の真実の姿を
先住民たちのリアルな生活風景などを通して
ユーモラスに描き出した傑作
↓↓↓
ホフマンがこれまたどハマり
◎『わらの犬』(1971)
↓↓↓
アメリカから妻と共に
イギリスの片田舎にやってきた気弱な数学者
しかし妻がレイプされるなど
村人たちの非情なまでの仕打ちに見舞われる中で
次第に己の中に眠っていた暴力性が
目覚め爆発する
↓↓↓
奇才サム・ペキンパーが
得意のスローモーションや
早いカットワークなどを駆使して
暴力の渦に飲み込まれた人間の本能や本質を
炙り出した傑作です
◎『アルフレード・アルフレード』(1972)
↓↓↓
真面目で優柔不断な青年が
情熱的な女たちに翻弄されまくる姿を
イタリアの名匠、ピエトロ・ジェルミが
円熟した手腕によってコミカルに描写
↓↓↓
ホフマンはもう何でもござれ状態
◎『パピヨン』(1973)
↓↓↓
胸に蝶のイレズミを施した
“パピヨン”と呼ばれる男が
無実の罪で投獄され
13年にも及ぶ刑務所生活を強いられながらも
自由を求め執拗に脱獄を繰り返していく
スティーブ・マックイーンとの共演が話題となった
言わずと知れた脱獄映画の名作です
↓↓↓
ホフマンは国債偽造で逮捕された
頭脳明晰な服役囚ドガ役
↓↓↓
パピヨンと対照的なキャラの
臆病で小心者のドガとの友情が
ドラマの重要な核をなしています
マックイーンとの絶妙なコンビネーションが最高です
いやあ
この振り幅
というわけで
まだまだ続きます
この記事へのコメントはありません。