《ウィトルウィウス的人体図》

かのルネサンスを代表する芸術家

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)が

1485 – 1490年頃に描いたとされる

有名な人体図のドローイング

《ウィトルウィウス的人体図》

↓↓↓

IMG_9825.jpeg

これは人体比率に

強い関心を持っていたダ・ヴィンチが

古代ローマ時代の建築家

ウィトルウィウス(紀元前80/70年頃-15年)

の著作『建築論』に従って描いた

男性人体図の習作です

いわば

ウィトルウィウスが提唱した理論の

視覚化ということになります

他の芸術家のものもありますが

ダ・ヴィンチの作品が最も知られていますね

ということで

以下、Wikipediaより

ウィトルウィウスの

人体に対する考察を転載

↓↓↓

・掌は指4本の幅と等しい

・足の長さは掌の幅の4倍と等しい

・肘から指先の長さは掌の幅の6倍と等しい

・2歩は肘から指先の長さの4倍と等しい

・身長は肘から指先の長さの4倍と等しい(掌の幅の24倍)

・腕を横に広げた長さは身長と等しい

・髪の生え際から顎の先までの長さは身長の1/10と等しい

・頭頂から顎の先までの長さは身長の1/8と等しい

・首の付け根から髪の生え際までの長さは身長の1/6と等しい

・肩幅は身長の1/4と等しい

・胸の中心から頭頂までの長さは身長の1/4と等しい

・肘から指先までの長さは身長の1/4と等しい

・肘から脇までの長さは身長の1/8と等しい

・手の長さは身長の1/8と等しい

・顎から鼻までの長さは頭部の1/3と等しい

・髪の生え際から眉までの長さは頭部の1/3と等しい

・耳の長さは顔の1/3と等しい

・足の長さは身長の1/6と等しい

となっています

ヘぇ〜

Wikipediaにも書かれていますが

これはあくまで平均的なものであり

ダ・ヴィンチの人体図も

彼独自の人体に対する観察が

多分に投影されているとのこと

というわけで

古代ローマという紀元前の時代における

ウィトルウィウスの類稀な考察に

まずもって驚嘆すると同時に

ダ・ヴィンチの人体の構造への

飽くなき興味

その深い探究心には

ただただ感服するばかりですね

おまけ

おっと

上記と何の関係もありませんが

『死亡遊戯』(1978)で

死闘を演じた

ブルース・リーとアブドゥル=ジャバー

↓↓↓

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