映画『飛べ!フェニックス』

1965年のアメリカ映画
『飛べ!フェニックス』
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監督は
骨太の人間ドラマを得意とする名匠
ロバート・アルドリッチ(1918-1983)
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午後のロードショーとかで
たまに放映していますね
60年代アメリカ映画の
古い香ばしさを漂わせた
色褪せたカラーフィルムが
なんとも独特の味わいをもたらしつつ
いやいや
なんのなんの
これがもう
傑作なんです
…
サハラ上空を飛行していた輸送機が
砂嵐に巻き込まれ
砂漠のど真ん中に不時着する
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生き残った乗員たちは
水も食料も尽きかけ
絶望的な状況に置かれる
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アラブ人の野盗なども重なって
ひとりまたひとりと
犠牲者が増えていき
救助の望みも薄れる中
ひとりのドイツ人技師が
驚くべき提案をする
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「墜落した飛行機を解体し
新しい小型機を作って脱出する」と
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しかしその技師は
実は
模型飛行機の設計者(!)
だったことが判明…
仲間たちの不信と対立が激化するも
しかし他に選択肢はない
やがて
男たちは生き残りをかけた
不可能な賭けに挑む
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…
う〜ん
面白い!
本作の主人公は
ジェームズ・スチュワート演じる
パイロットのフランクなのですが
正直、この男が
リーダーとして適していない
といいますか
誰に対してもマウントをとりたがり
自説を曲げない強情な職人野郎なのです
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事態が八方塞がりになるにつれて
技術的な主導権が
航空技師のハインリッヒに移っていく過程も興味深く
2人は度々衝突するのですが
これはまさに
経験値のベテランと
理論値の若手の対立という構図ですね
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よくよく
状況や役割に応じて
リーダーが変わっていく様も
いわば組織論の好例と見ることができます
特に非常時ほど
役割を固定しないことが重要ですね
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って
しかしハインリッヒが
模型飛行機しか設計したことがないという
強烈なオチが待っているのですが…
極限状態下で
疑心暗鬼にとらわれる男たちですが
生き残るために
ハインリッヒの計画を
皆で実行する決断を下します
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そうして
壊れた飛行機を解体して
出来上がった小型機
「フェニックス号」は
果たして
無事飛び立つことができるのか⁈
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最大の難関である
エンジンが
皆の固唾を呑む中で
どうにか
かかり
そして…
飛べ〜!
飛んでくれぇ〜!!
観ているこっちも
思わず
叫ばずにはいられません
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いやあ
このスリルと緊張感
カタルシス…
シンプルな演出ながら
自ずと感動と興奮に包まれます
キャストも
観ていくうちに次第に際立ってくる
個性豊かな面々で
男たちの必死の形相が
ドラマに得も言われぬ高揚感をもたらします
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いやあ
こういう高い熱量を帯びた映画って
60年代あたりのアメリカ映画に
多いんですよね
というわけで
『飛べ!フェニックス』
アルドリッチ渾身の冒険活劇の傑作
今更ながら
これは必見です
↓↓↓
と
余談ですが
だいぶ前に社内の理念勉強会で
幹部社員の皆さんと
この映画を鑑賞しました
つくづく
本作は
互いに相容れぬ価値観の人たちが
ひとつの目標へと集約していくための
組織作りの要諦を
随所に示した
素晴らしい見本の映画だと実感します
おまけ
アルドリッチの作品
『何がジェーンに起ったか?』
について
以前書いた記事です→こちら










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