伝説の3本立て
先日
地元のドでかい本屋さん
蔦屋書店で
何気なく
DVDコーナーを眺めていると
とっても懐かしい映画のタイトルが
目に飛び込んできました
↓↓↓
いやあ
嬉しさのあまり
つい購入しちゃいました
このイラストデザインを見ただけで
とたんに胸騒ぎがするというか
文字通り
胸が踊っちゃう僕がいます
と
にわかに蘇る
少年の日の淡い記憶
…
僕は
栃木県足利市で生まれて
中学3年までそこで育ちまして
足利ではよく映画館に通ったものです
僕の映画好きは
この頃に培われたといって
まず間違いありませんね
足利には
当時
主に4つの映画館がありまして
スカラ座、中劇、東映、東宝アサヒ座
って
スラスラ出てくるなぁ〜
われながら
ちょっとびっくり
昔の地方の映画館では
2本立ての上映が当たり前でして
まあ話題の映画に
つまらない映画が
セットでくっつくというパターン
昔はひとりでもホントよう観にいったなぁ
う~ん
そんな数々の上映の中で
僕にとって忘れもしない
伝説の3本立てがあります
今から30年以上も前
僕が小学生の低学年のときに
先輩たちに連れられて
確か6~7人で観にいきました
場所は足利スカラ座
お目当ては
上記の『Mr.BOO!』
香港のホイ三兄弟による爆笑コメディです
映画館は超満員で
上映中は
ずっと笑いっぱなしだった記憶があります
もうあまりにも笑い過ぎて
腹が痛くなったくらいです…
なんでしょうかね
今あらためて
DVDで観ても
もちろん面白いですが
懐かしさの方が勝って
また違った印象ですよね
あの時はもう劇場全体が
笑いに感化されてしまった感じで
どんな場面でも
とにかく自動反射的に笑っちゃうんですよね
↓↓↓
思い出すなぁ
と
実は
まったくノーマークの
残りの2本が
これまた驚愕すべき映画でして
まず2本目がこれ
↓↓↓
ご存じ
頭に666の文字が刻まれた
悪魔の子ダミアンを描いた
筋金入りのホラーです
『Mr.BOO!』の後ですよ
何ゆえ⁈
って感じですが
この映画は
小学生だった僕にとって
後々夢にまで出てくるほど
本当におっかなかった…
遠い記憶の印象ですが
なにしろカラスが不気味で怖かった…
それと
スケートして遊んでて
氷面が割れて
氷の下に落っこちて死んじゃうシーン…
今観てもきっと怖いだろうなぁ…
と
当然
劇場内は
さっきまでの和やかな爆笑の渦が
嘘のように消え失せ
たちまち
張りつめたモードに一変してしまいました…
そして
極めつけの3本目
今回、タイトルだけは覚えていたので
ネットで検索してみると
おお
出てきました
DVDは発売されていません
↓↓↓
この映画は
別の意味で
『オーメン』をはるかに凌駕する衝撃でしたね…
田舎育ちの小学生の僕には
う~ん
あまりに凄過ぎて…
まあ
つまりその…
ほとんどアレです…
ネットに書いてあるのを読んで
僕も初めて知りましたが
未成年の少女を起用したということで
上映禁止になった
いわくつきの映画だそうです…
って
おいおい
ほとんどの観客が
『Mr.BOO!』目当てですよ
それも超満員の状態…
こんな映画を観せられて
一体どうしろっちゅうねん⁈
ああ
『Mr.BOO!』の熱狂よいずこへ
館内は
『オーメン2』の悪夢を経て
やがて
『思春の森』の背徳に至ることで
完全に
シーン
と
まさに凍りつくかのように
静まり返ってしまったことは
言うまでもありません…
そして
観客全員が共犯者よろしく
この何ともあやしい物語の行方を
固唾を呑んで見守り
少年だった僕も
恥じらいや気まずさを覚えながらも
目の前に映し出された
そのヤバい映像を
食い入るように観てしまった次第です…
思えば
あの日
僕は
またひとつ
大人になりましたね…
(はぁ?)
いやはや
それにしましても
爆笑
恐怖
エロ
って
なんという節操のない組合わせ
映画館もむちゃくちゃやりよるなぁ…
ちなみに
このスカラ座のもぎりのおばちゃんは
『マッドマックス』のことを
「まつどまっくす」(=松戸マックス?)
って読んでいましたね…
ハハハ
スカラ座恐るべし
というわけで
いやあ
なんだか書いてて
無性に懐かしさを覚えますね
少年の日の豊穣な記憶…
って
そんないいもんじゃないか
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