我がものとする
- 南アフリカで反アパルトヘイト(人種隔離政策)闘争を主導し
- 黒人初の大統領となった英雄
- ネルソン・マンデラ氏(1918-2013)
- ↓↓↓
- 氏が度々愛用されていたこのカラフルな服
- これはバティック(ジャワ更紗)と呼ばれる
- インドネシアの伝統衣装です
- ↓↓↓獄中生活から釈放されたマンデラ氏が
- 1990年にジャカルタを訪問した際
- 当時のスハルト大統領から
- バティックを3枚贈られたのがきっかけだそうで
- 以来
- マンデラ氏はこのバティックをいたく気に入り
- それからというもの
- 公式な場である国際会議や
- また外国の要人と会う際にも
- マンデラ氏はスーツではなく
- このバティックを着用していたとのことで
- インドネシアの伝統衣装が
- 南アフリカのレジェンド
- マンデラ氏のトレードマークとなるという
- このなんとも妙といいますか
- 粋な話ではありますね
- と
- この話はどことなく
- アメリカ合衆国の象徴として広く知られる
- 自由の女神像にも
- 相通じる話かなと思います
- ↓↓↓
- ウィキペディアより
- …自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100周年を記念して、独立を支援したフランス人の募金によって贈呈され1886年に完成した
- …とのことで
- う~ん
- なぜフランス人がアメリカ独立を記念して贈呈したのかというと
- 米と仏のフリーメイソンの間の話だそうで
- そこらへんの詳述は控えますが
- まあいずれにしても
- フランス人による寄贈とはいえ
- 以来この像は
- アメリカの自由と民主主義の象徴
- 世界各地からの移民にとっての新天地の象徴と相なったわけですね
- と
- 一体
- 何が言いたいのかといいますと
- つまりはオリジナル
- 直接的な由来
- が
- 必ずしもすべてではない
- 必ずしも大事とは限らない
- ということ
- 自分が考えたり生み出したものではない
- いわば借り物だったとしても
- そこに強い思い入れと実践があれば
- 始まりやきっかけが何であれ
- それがそのまま真実となる
- 自分の言葉となる
- 我がものとなるのかな、と
- う~ん
- こう書くと
- なんとなく
- 借地権と所有権の話とか
- あるいは
- 五輪エンブレムのパクリ騒動の話とか
- いろいろな連想が湧きますが
- まあ自分の話で言えば
- 例えば
- 「共生」という言葉だって
- またこの言葉を
- 企業理念にすることだって
- そもそも僕の発案でもなんでもないわけです
- 当店の店名「ARENA」だってしかりです
- でもそこに
- 強い思い入れと積み重ねた実践
- 自分なりの捉え方、考え方をしっかりと育んでいけば
- おのずと
- 揺るぎのない自分独自のものに
- なり得るのかな、と
- もちろん法に抵触したりは論外ですが
- 我がものとしうる
- 強い何かがあれば
- それでOKではないかな
- と思う次第です
- まあ世の中
- 往々にして
- 発案者より
- 実践者の方が強い
- 血のつながりより
- 時間の長さの方が強かったりするものですよね
- ふと
- さらに
- 連想されるところでは
- 映画『東京物語』
- ↓↓↓
1980年のアメリカ映画
ジョン・カサヴェテス監督の傑作です
マフィアに家族を皆殺しにされ
一人生き残った黒人の6歳の少年を
ふとしたことで助ける女性グロリア
命懸けの逃走の最中に
次第に芽生える
母性愛
この揺るぎのない強さ
いやあ
ハードボイルドに身を包みつつ
母性を垣間見せるグロリアに
シビれっぱなしです
というわけで
う~ん
あれやこれや
すっかり
連想ゲームになってしまいましたね
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