「夜とアドリブ」

前回

映画『ランブルフィッシュ』のことを書きましたが

ふと

日常

しょっちゅう車の中で聴いていて

なぜか

『ランブルフィッシュ』のことが

ふと頭によぎる

そんな曲があります

僕の大好きな

ORIGINAL LOVE

2006年発売のアルバム

『東京 飛行』

↓↓↓

blog_import_6442ae4aa3d50.jpg

の中の一曲

「夜とアドリブ」です

以下、歌詞を引用

↓↓↓

*******************

始祖鳥の羽毛で飾りつけた女

シロサイの仮面をかぶった男が誘う

いにしえの呪文を唱えて飛び立った

メキシコの遺跡で妖しく踊り明かすよ

魂がひとつ溶け合って

空に悲しく透明なアドリブを利かせて

津波が押し寄せる

リュウグウノツカイと蒼いシーラカンス

モーテルの壁から聞こえる魚の言葉

真夜中の縫い目が裂けた穴 くぐり

きょうもきみに逢える 光の速さで

ハネムーンに出よう

恵比寿から渋谷へ塗り絵して歩いた

きみの言いたいこと

いまはもう分かる気がする

東京上空を離れ

銀河系を離れて

遠く家を離れて

自分の名前も忘れ

*******************

う~ん

異世界へトリップしたような

不思議な歌詞

渋い曲です

田島貴男の気だるいがなり声に乗って

ゆるやかに浮遊し

空へ空へと舞い上がる

イマジネーションに富んだ幻想の夜

といったイメージで

つい

『ランブルフィッシュ』の

幽体離脱のシーンを連想させます

ふと

垣間見る予兆

う~ん

2006年発売ということなので

その5年近く後になりますね

歌詞からは

なんとなく

2011年の大震災を想起させ

また東京を徘徊するイメージから

当時

都内で起こった帰宅難民の姿を

思わず彷彿させられましたね

まあ

その穏やかな曲調から

ある意味

震災の犠牲者たちへの鎮魂歌のようにも

聴こえなくはなく

さらには

映画『ランブルフィッシュ』に漂っていた

ある種の

移り変わり

つまるところ

無常観

のような風情を

僕は

この一曲から感じとることができるかなと

そんなことを思う

秋の夜長です

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。