映画『バンデットQ』

Amazonプライムで発見

原題『Time Bandits』の名でクレジットされていました

1981年製作のイギリス映画

『バンデットQ』

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監督は異才

テリー・ギリアム (1940-)

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いやあ

久々に観ましたが

懐かしいかぎりでしたね

ギリアムのクリエイター魂が爆発した

奇想天外な冒険ファンタジーです

ある夜

寝室に6人の小人が出現し

部屋の壁がどこまでも押し出されていく…

摩訶不思議な光景を

呆然と見ている間もなく

少年ケビンは彼らとともに

時空を超えた旅に出る

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小人たちは

時空間を移動できるタイムホールが記された地図を

創造主から奪い、逃げながらも

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いろんな時代を

自由にタイムスリップして

財宝を盗んでまわっていた

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その舞台は

フランスのナポレオンの時代や

ロビン・フッドのいる中世イングランド

古代ギリシアのミケーネの砂漠

氷山に衝突するタイタニック号の中など

様々な時代を行き来している

とまあ

ギリアムは

モンティ・パイソン出身だけあって

なかばギャグに近いシニカルな視点で

ナポレオンや

ロビン・フッドなど

歴史上の英雄を笑い飛ばします

ギリシャの砂漠で

ミノタウロスと死闘を繰り広げるアガメムノン王が

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仮面をとると

なんと

ショーン・コネリーでした

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しっかし

つくづく

目まぐるしく展開する

そのヴィジュアル表現には

う〜ん

今観てもワクワクさせられますね

船だと思いきや

それは巨人の帽子だった

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ゆっくりとした足取りで

陸に上がる巨人の威容

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世界の果てに辿り着いた小人たちが

空を叩き割ると

暗黒城が現出

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吊り籠から脱出し

迷路を渡り

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しかし悪魔の手にかかって捕らえられ…

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そんな中で終盤

創造主が

スーツ姿の人間の形を借りて登場

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悪魔を焼き尽くし

問題を収拾し

小人たちを連れて去っていき…

やがて

ベッドで目覚める少年

辺りを見回すと

家は火事の渦中にあった

ふと

果たして

あれは

夢だったのか

全編に漂う

シュールで不気味なイメージ

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時折漂う

物悲しさ…

本作は決して

子ども向けのファンタジーではありませんね

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それにしても

CGなどでは決して創り出せない

アナログの味わい

各セットの手作り感

特殊撮影の面白さ

つくづく

なんとまあ

過剰なイマジネーションに富んだ

奇妙でダークな世界観でしょうか

いやあ

僕自身

少年の頃の

ある種、豊穣な記憶が

にわかに呼び覚まされるようです

というわけで

『バンデットQ』

心躍るシーン満載の傑作ファンタジー

是非ともオススメです

おまけ

以前

ギリアムの『未来世紀ブラジル』について

本ブログに書いた記事は→こちら

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