音楽的絵画

ふと
気の向くまま
美術のジャンルにおける
いわば
音楽的絵画を
以下
あれこれと模索
まずは
こちら
ロシア、モスクワ出身の画家
ワシリー・カンディンスキー(1866-1944)
◎《縞》(1934)
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抽象絵画の創始者
として知られるカンディンスキーは
幼い頃からクラシック音楽に親しんでいて
異なる種類も知覚できる
いわゆる共感覚の持ち主だったと言われています
つまりは
音を色で感じるということ
交響曲を色彩や線で表現する感性です
◎《コンポジション(=作曲)Ⅷ》(1923)
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カンディンスキーは
絵画を音楽のように捉える
この特殊な感覚を理論的にまとめ
それが「抽象絵画」という
新たなジャンルの創造へと至るのです
お次は
スイスの画家
パウル・クレー(1879-1940)
◎《力動的・多声的な一群》(1931)
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カンディンスキーとも交流がありましたが
クレーも音楽家だった両親の影響で
幼い頃よりバイオリンを習い
プロの音楽家として活動もしていたくらいです
そうして美術理論家でもある彼は
音楽的な要素を取り入れ
色彩の重なりが奏でる自由なハーモニーともいえる
独自の抽象絵画を創出するのです
◎《ポリフォニー》(1932)
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なるほどですね
と
そして
ベラルーシ出身の画家
マルク・シャガール(1887-1985)
◎《青いサーカス》(1950)
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シャガールは
前衛的な手法とロシア系ユダヤ文化を融合させた
その独特の世界観で
世界を魅了しているのですが
たゆたうような浮遊感も手伝って
多くの作品において
なんとも音楽的なイメージが想起されますね
◎《音楽の勝利》(1966)
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こうして見ると
音楽と絵画って
なんだか親和性を感じますね
というわけで
音楽的表現による絵画を挙げてみました










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