午後のうたた寝
昼下がりの午後…
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娘がスヤスヤと
気持ちよさそうに眠っているかたわらで
空寝に浸る僕…
まぶたを閉じていても
閉じたまぶた越しに
しっかりと目は見開かれています
目は開かれていて
ただ
まぶたが
前を覆っているだけ…
目の前の視界をさえぎっているだけ…
という感覚
決して眠っているわけではない
するといつしか
まぶたを閉じている
その
闇の奥の
はるか彼方に
果てしなく拡がる銀河を見ます
いつのまにやら
心の目が見開かれて
やがて無数の微粒子のようなものが
辺り一帯に拡がります
それはまぶたを開けても
チカチカと目に映ります
誰もが心当たりあると思いますが
あれってなんなんでしょうかね
説明がしにくいのですが
視神経か何かに影響して
もやのようなものが角膜に映るのでしょうか…
う~ん
思えばこれは遠い昔
僕が3歳くらいの頃から知覚していること
幼いとき一生懸命に寝ようとするのですが
いっこうに眠気が起きず
逆にますます冴えわたり
やがて心の目が見開かれてくると
微粒子が一帯を覆うのです
幼い頃はどことなく怖かったのを覚えています
そうして
やがて
いつのまにか
…と
突然
宇宙の彼方から
巨大な隕石か何かが降ってきて
軽い衝撃が…
あれれ
いつのまにか
うちの娘
お目覚めのようで…
隕石ではなく
かかとだったようです
つかの間の
シエスタでした…
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