映画『お熱いのがお好き』
毎日毎日
これでもかと暑い日が続きますが
こんな時こそ
映画でも観て
心身共にリフレッシュ
ということで
今回は珍しく
ハリウッド往年の名画をご紹介
たまには古い白黒映画もいいものですよ
1959年製作の
『お熱いのがお好き』
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監督・脚本は
ハリウッドが誇る巨匠
ビリー・ワイルダー(1906-2002)
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あらためて言うまでもありませんね
本作は
まさにコメディ映画の金字塔です
物語の舞台は
禁酒法時代のシカゴ
殺りく現場を目撃してしまったことから
マフィアに追われる羽目になった楽団員コンビが
女装して女性ばかりのバンドに紛れ込み
そこの看板歌手のマリリン・モンローと恋に落ちて…
と
いやあ
今観てもとにかく笑えます
モンロー演じるシュガーを口説くため
女装のかたわら
石油成金に成りすますジョー(トニー・カーティス)もおかしいですが
女装のジェリー(ジャック・レモン)が
年老いた大富豪に一目惚れされる展開が
もう最高です
ラストの名セリフはもはや伝説と化しています
(観てのお楽しみ…)
ジャック・レモンとトニー・カーティスの
不気味な女装もさることながら
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なんといっても
お金持ちとの結婚を夢見る
ちょっとおバカなマリリン・モンローがいいんですよね
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愛らしくて優しさがにじみ出ていて…
コメディですが
ラストでモンローが見せる笑顔に
観ているこっちは思わず涙がこぼれちゃいます
脚本家出身の名監督ビリー・ワイルダーによる
的確かつ大胆な演出
練りに練ったストーリーテリングと
セリフ回しの妙が冴え渡ります
それでいて最後は
すべてが丸く収まる
お約束の予定調和
観終わったあと
えも言われぬ
幸福感に包まれます
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荒唐無稽なストーリーと人物設定にも関わらず
この画面から漂う
品格、知性、安定感…
昔の映画って
やっぱりいいですね
あらためて再認識させられます
1930~40年代のハリウッドにおいて
映画は
そのスタイルの定型が確立
脚本によるひとつの完成をみたと言われていまして
ビリー・ワイルダーは
まさにそうしたストーリー中心主義の
申し子のような存在でした
とにかくジャンルを問わず
名作、傑作を連発していきます
まあ中でもこの
『お熱いのがお好き』は別格ですね
何はともあれ
今だご覧になっていない方
また久しく観ていない方は
あらためて必見です
↓↓↓
と
この際なので
ワイルダーの代表作を列挙しちゃいます
◎『情婦』(1957)
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ラストのどんでん返しが衝撃的
◎『アパートの鍵貸します』(1960)
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笑いの中ににじむサラリーマンの悲哀
◎『サンセット大通り』(1950)
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ハリウッド内幕もの
往年の大女優が見せる狂気
◎『失われた週末』(1945)
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アル中のリアル
◎『七年目の浮気』(1955)
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シュールなコメディ
…と
いやあ
ベタと言われようが
何と言われようが
いいものはいい
僕はかつて
ハリウッドをはじめとする
昔の名画と呼ばれるものを
浴びるように観ていた時期がありまして
う~ん
古い白黒映画だからって
決して侮ってはいけません
何というんでしょうか
こう
明らかに今の映画よりも
すごかったりするんですよね
つくづく
映画表現は
CGなどの技術が発達した分
退化していっている気が
しなくもない
それくらい
名画と言われる映画ほど
この『お熱いのがお好き』もそうですが
ある意味、とんがっています
むしろ
今の映画よりもはるかに
新しかったりするのです
というわけで
是非
その魅力を再発見
ご堪能あれ
いつも映画の解説楽しみにしております。
『お熱いのがお好き』はモンロー映画としか記憶していませんでしたが、そんな見方があったんですね。『アパートの鍵貸します』は好きな作品です。
今のパチンコは大変進化していますが、昔の良さがすっかりなくなっています。
まるでご指摘の映画のようだと思ってしまいました。
いつもありがとうございます。
>(株)第二営業部 教授さん
いつもコメントありがとうございます^ ^。
昔の良さをちゃんと踏まえつつも、昔の方がよかったと、僕らが認めてはいけませんよね、決して…。
肝に命じたいと思います(≧∇≦)。