『呼吸入門』
『呼吸入門』
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比較的ページ数が少ないし
軽く読めるかと思いきや
なかなかどうして
とっても深い洞察に満ちた本です
TVなどでおなじみ
教育学者であり作家の
齋藤孝氏による
呼吸を通した
いわば哲学書です
人間にとって
呼吸がいかに大切か
特に
現代人は
呼吸が浅く
日頃ちゃんとした呼吸ができていないゆえに
精神的にも
肉体的にも
様々な弊害をきたしているという事実を
独自の論で展開していきます
と
ここで
本書に紹介されている
とってもシンプルな
「3・2・15」の齋藤式呼吸法を
以下に引用
…
鼻から3秒息を吸って
2秒お腹の中にグッと溜めて
15秒間かけて口から細くゆっくりと吐く
吐くことで満ちてくる安定感
空けておけば
むしろ勝手に入ってくるという考え
捨てればスペースができ
そこが自然と満ちる
その「他力」を信じる
…
いやあ
いちいち納得です
吐くこと
つまり出すことが大事なんですね
出さないと入ってこない
むしろ
吐けば吐くほど
吸うことになる
出せば出すだけ
あるいは
捨てれば捨てるだけ
スペースが生まれ
勝手に埋まる
吸うと吐く…
この両極に人生を見る、と
う~ん
これは身体論であると同時に
まぎれもない精神論ですね
とまあ
小難しい話はおいといて
上述の腹式呼吸は
別に目新しいものではありません
美木良介のロングブレス・ダイエットも
同じ話ですよね
実際
いかに毎日続けることができるか
そういう意味では
齋藤さんの呼吸法は
やりやすいし
継続しやすいかな
と
実は僕も
起きた後や
夜、お風呂の中で
また寝る直前などに
秘かにやってますが
う~ん
果たしてどんなものでしょうか
まあ
効果のほどはさておき
本書を読んでから
普段の生活の中で
ふとした折に
より呼吸を意識するようになりましたね
特に
仕事上
大事な場面などに際しては
一度深呼吸し
ゆっくりと息を吐くことを
心がけるようにしています
というわけで
ただ
実践あるのみですね
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