早世した名脇役
先月取り上げたパチーノに続いて
今回は
早世した名脇役
ジョン・カザール(1935-1978)をご紹介
享年42歳
骨肉腫から肺癌を併発し
若くしてこの世を去った
知る人ぞ知る
名バイプレイヤーです
広いおでこが特徴の
特異な風貌のこの男
どこかで見覚えがはあるはず
↓↓↓
出演作はわずかに5本
…にもかかわらず
なぜ知名度があるのかといいますと
その出演した5本が
なにせすごいんです
以下
出演作リストをご覧あれ~
◎『ゴッドファーザー』(1972年)
◎『カンバセーション…盗聴…』 (1974年)
◎『ゴッドファーザーPART Ⅱ』 (1974年)
◎『狼たちの午後』(1975年)
◎『ディア・ハンター』(1978年)
どうですか
このそうそうたるラインナップ
いずれも映画史に燦然と輝く
名作揃いです
まあ特には
『ゴッドファーザー』の
次男フレドー役で有名ですね(右端)
↓↓↓
マフィアの家に生まれるも
気が弱く優しい性格ゆえ
劣等感に苛まれ
ファミリーへの背反行為に及んでしまいます…
パチーノ演じる弟のマイケルに
許しを請うフレドー
↓↓↓
そんな哀れな兄を許さず
結果的に殺してしまうマイケルですが
この冷徹な二代目のドンは
実の兄を殺めたことに対する
罪の意識に
生涯苦しむことになります…
マイケルの苦悩、憔悴
そして破滅の
大元となる
次兄フレドーの異質な存在感
う~ん
ファミリーにとっての負の側面を
一身に背負った
まさにドラマのポイントとなる
重要な役どころです
カザールは
人間の持つ弱さ
優しさ
繊細さ
そして劣等感ゆえの強がり
卑屈さ
己に対する失望までも併せ呑み
観る者に
いつまでも忘れられない印象を残します
いやあ
名演でしたね
他に
『カンバセーション…盗聴…』も
主人公ジーン・ハックマンの助手役で
キラリと光る渋い役でした
↓↓↓
しっかし
この人は化けますね
先日ご紹介した
『狼たちの午後』の相棒サル役も
寡黙さからくる
不気味なユーモアが秀逸でしたね
↓↓↓
そして遺作となってしまった
『ディア・ハンター』
いじられキャラで
いかにも
こういう奴いるいる
…的なリアルな味わい
カザールがいるだけで
自然と
ドラマに厚みが増すんですよね(左端)
↓↓↓
カザールは
パチーノやデ・ニーロ、ウォーケン、ハックマンといった
スターたちの影で
一見目立たないながらも
常にドラマに欠かすことのできない
独自の存在感を発揮しました
と
意外と知られていないことですが
実は
カザールが亡くなった時
彼の婚約者だったのが
『ディア・ハンター』でも共演している
若き日の
メリル・ストリープです
↓↓↓
メリルは
カザールの
役者としての類い稀な才能に惚れ込み
やがて人生のパートナーとして契りを結ぶも
あまりにも早く先立たれてしまい
それからしばらくの間
立ち直れずにいたのだそうです
後に大女優としての道を歩んでいくことになる
メリルの若き日の
大きな試練となったとのこと…
う~ん
本当に惜しまれる死でしたね
というわけで
いやあ
ジョン・カザール
あらためて
必見揃いです
素敵な記事だったのでコメント残して行きます!!凄く面白い記事でした(*^^*)また、訪問させてくださいね☆私は今東南アジアを旅しながら書いているので、よかったら見にきてください!
>きさ☆51ヶ国訪問中さん
コメントありがとうございます^ ^❗️
お互い頑張りましょう^_−☆
私ニートなんですけど、ニートって死語だよね。と最近友達に言われました。引き困ってばかり居るのでときどこうして誰からのブログを覗いています。私のはゆるいブログですが良かったら見て下さい。
>リサ ~ニート城を買う~さん
コメントありがとうございます❗️