映画『ジャッカルの日』
いやあ
何度観ても面白い
1973年製作のアメリカ映画
フレッド・ジンネマン監督の
『ジャッカルの日』
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フランス大統領ドゴールの暗殺を請け負った
殺し屋ジャッカルと
彼を追うフランス司法警察との
息詰まる攻防を
ドキュメンタリータッチで描いた
フレデリック・フォーサイスのベストセラー小説の映画化です
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大好きな映画
TVで放映する度につい観ちゃうんですよね
何より本作は
殺し屋ジャッカルを演じた
エドワード・フォックスの魅力に
これ尽きますね
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鷹のような眼をした
知的でクールな英国紳士の殺し屋役が
もう見事にハマってます
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映画は
粛々と
周到なまでの準備を積み重ねていく
殺し屋ジャッカルの行動を
淡々と映し出していきます
と
いろんな場所に行ったり
市場で買い物をしたり
最初は
一体何をしてるのか
どうしてこんなものを購入するのか
皆目見当がつきません
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この小気味よいまでに
無駄のないテンポ
そして
映画全編を貫くタッチは
コントラストではない
あくまで同系色のグラデーション
まさにジャッカルが着こなす
アイボリーのスーツよろしく
特段のインパクトをもたらすことなく
終始
抑制されたトーンを保ちます
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(超軽量、特注の狙撃銃)
しかし
映画が進行するにつれて
徐々に明らかになる
ジャッカルの意図、真意
その緻密でしたたかな戦略に意表を突かれ
じわじわと緊迫感が増し
次第に観る者を釘づけにします
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またジャッカルを追う
フランス司法警察のルベル警視役の
ミシェル・ロンズデールが
老獪で人間味のある
まさに対照的なキャラクターで
これがまた面白い
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インターネットもスマホもない時代
国を挙げての総力戦で
人海戦術による連絡網を張り巡らせ
このたった一人の男を
あらゆる角度から地道に執拗に追い詰めていきます
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そうした国際的な捜査網をかいくぐるように
間一髪
とっさの機転で逃げ切るジャッカル
ふと
いろんな人になりすます変幻自在のカメレオンぶりが
役者としてのフォックス自身と重なり合いますね
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クライマックス
幾重にも固められた警備の中
ドゴール暗殺をもくろむジャッカルの
驚きの出で立ち
最終段階での大胆な作戦
果たして
狙撃は
成功したのか
失敗したのか
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そして
やがて訪れる
唐突な結末…
う〜ん
ヨーロッパ各地でのロケ撮影も相まって
積み重ねられたディテールが生む
このリアリズム
高揚するサスペンスの妙
あらためて
ジンネマンの円熟の腕が冴え渡ります
というわけで
『ジャッカルの日』
いやあ
今更ながら
傑作です
久し振りに映画を見て社長にレポートをしたくなりました(笑)
是非^_−☆