映画『ジャッカルの日』

いやあ

何度観ても面白い

1973年製作のアメリカ映画

フレッド・ジンネマン監督の

『ジャッカルの日』

↓↓↓

blog_import_6442bd1272fb6.jpg

フランス大統領ドゴールの暗殺を請け負った

殺し屋ジャッカルと

彼を追うフランス司法警察との

息詰まる攻防を

ドキュメンタリータッチで描いた

フレデリック・フォーサイスのベストセラー小説の映画化です

↓↓↓

blog_import_6442bd1546e24.jpg

大好きな映画

TVで放映する度につい観ちゃうんですよね

何より本作は

殺し屋ジャッカルを演じた

エドワード・フォックスの魅力に

これ尽きますね

↓↓↓

blog_import_6442bd17993d3.jpg

鷹のような眼をした

知的でクールな英国紳士の殺し屋役が

もう見事にハマってます

↓↓↓

blog_import_6442bd1a1fea9.jpg

映画は

粛々と

周到なまでの準備を積み重ねていく

殺し屋ジャッカルの行動を

淡々と映し出していきます

いろんな場所に行ったり

市場で買い物をしたり

最初は

一体何をしてるのか

どうしてこんなものを購入するのか

皆目見当がつきません

↓↓↓

blog_import_6442bd1c9d257.jpg

この小気味よいまでに

無駄のないテンポ

そして

映画全編を貫くタッチは

コントラストではない

あくまで同系色のグラデーション

まさにジャッカルが着こなす

アイボリーのスーツよろしく

特段のインパクトをもたらすことなく

終始

抑制されたトーンを保ちます

↓↓↓

blog_import_6442bd1f22685.jpg

(超軽量、特注の狙撃銃)

しかし

映画が進行するにつれて

徐々に明らかになる

ジャッカルの意図、真意

その緻密でしたたかな戦略に意表を突かれ

じわじわと緊迫感が増し

次第に観る者を釘づけにします

↓↓↓

blog_import_6442bd219f615.jpg

またジャッカルを追う

フランス司法警察のルベル警視役の

ミシェル・ロンズデールが

老獪で人間味のある

まさに対照的なキャラクターで

これがまた面白い

↓↓↓

blog_import_6442bd2441d1d.jpg

インターネットもスマホもない時代

国を挙げての総力戦で

人海戦術による連絡網を張り巡らせ

このたった一人の男を

あらゆる角度から地道に執拗に追い詰めていきます

↓↓↓

blog_import_6442bd26be66b.jpg

そうした国際的な捜査網をかいくぐるように

間一髪

とっさの機転で逃げ切るジャッカル

ふと

いろんな人になりすます変幻自在のカメレオンぶりが

役者としてのフォックス自身と重なり合いますね

↓↓↓

blog_import_6442bd2971270.jpg

クライマックス

幾重にも固められた警備の中

ドゴール暗殺をもくろむジャッカルの

驚きの出で立ち

最終段階での大胆な作戦

果たして

狙撃は

成功したのか

失敗したのか

↓↓↓

blog_import_6442bd2beaa1f.jpg

そして

やがて訪れる

唐突な結末

う〜ん

ヨーロッパ各地でのロケ撮影も相まって

積み重ねられたディテールが生む

このリアリズム

高揚するサスペンスの妙

あらためて

ジンネマンの円熟の腕が冴え渡ります

というわけで

『ジャッカルの日』

いやあ

今更ながら

傑作です

関連記事

  1. 久し振りに映画を見て社長にレポートをしたくなりました(笑)

  2. チョー!

    是非^_−☆