アヌーク・エーメ追悼

ダバダバダ ダバダバダ…

ダバダバダ ダバダバダ…

アヌーク・エーメの訃報に接するや

不意に

フランシス・レイの

あまりにも有名なメロディが思い出され

同時に

レトロ調の映像が

頭に浮かんできましたね

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言わずと知れた

傷を抱えた男女の恋愛を

大人のムードたっぷりに描いた

クロード・ルルーシュ監督の名作

『男と女』(1966)

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さる6月18日に

女優、アヌーク・エーメが

パリで死去したとの報に触れました

享年92歳でした

ふぅ

フランスの名花が

またひとり逝ってしまいました

つくづく

硬質な顔立ちの

正統派美女ながら

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物柔らかな表情が印象的で

とりわけ笑顔が魅力的でしたね

↓↓↓

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彼女は

長いキャリアの中でも

特には60年代に

数々の名作に出演したことで

有名になりましたね

まあ

アヌーク・エーメの名を決定的にしたのは

なんといっても

フェリーニの代表作二本への出演でしょうか

『甘い生活』(1960)では

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美しくゴージャスな富豪の娘役

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そして

『8 1/2』(1963)では

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優柔不断な夫の態度に

苛立ちを隠せない妻役

メガネ姿が素敵です

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その一方で

マストロヤンニ演じる夫の願望の中の

貞淑で働き者の妻のイメージを体現

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そして

ジャック・ドゥミ監督

記念すべき長編第1作

『ローラ』(1961)

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個人的には

アヌーク・エーメが最も美しい作品

まさに彼女のベストフィルムですね

演じるのは

7年間恋人を待ち続ける

シングルマザーの踊り子ローラ役で

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彼女の気品漂う柔和な美しさが

自然光を多用した

ラウール・クタールの撮影も手伝って

ひときわ映える出来栄えとなっています

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いやあ

最高ですね

というわけで

フランスが世界に誇る名女優

アヌーク・エーメの

ご冥福を祈ります

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