映画『動く標的』

いきなりですが
ファッションとは
一体何でしょうか
はぁ
ハハハ
まあ
理屈として
ネットで検索しますと
「ファッションとは、ある特定の時代や場所で流行している服装、髪型、メイク、アクセサリー、小物などをトータルで指す言葉です。
単なる衣料(アパレル)とは異なり、個人の自己表現、美的センス、そして生活文化や価値観を反映する「スタイル」の概念です。
ラテン語の「形づくる(factio)」が語源であり、常に変化する流行や流儀も意味します。」
…とあります
なるほど
自分の価値観を反映するスタイルを
つまりは形にしたもの
この場合
往々にして
服装や小物類、髪型などなどを
端的に指したりしますが
こうしたものを
身につけるということは
それによって
自分の良かれと思う
価値観や生き方を
体現する
いわば
そうした気分を
身にまとう
ということ
う〜ん
どこまでも
気分なんですよね
自分が目指すライフスタイルを
実践する、しないではなく
そうしたスタイルを
どこまでも
気分として身にまとう
ということ
ファッションとは
そういうことではないかなと
思うわけです
さらには
自分の価値観、感性、センスに
ピタリとフィットした
そんな
自分好みの気分を言い得て余りある表現が
映画や音楽、小説でも何でも
世の中にはいっぱい見出せるわけでして
たとえば僕の場合
自分の
お気に入りの映画とか
お気に入りの役者がいて
そうした役柄に自己投影し
そうした気分を
実生活において
身にまといたくなるわけですね
って
屁理屈が過ぎましたね
ということで
前置きはこのくらいにして
本日ご紹介です
1966年のアメリカ映画
『動く標的』
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監督は名匠
ジャック・スマイト(1925-2003)
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ロス・マクドナルド原作の
私立探偵ルー・アーチャー
(映画ではルー・ハーパー)
シリーズの同名小説を
ポール・ニューマン主演で映画化した
ハードボイルドものです
↓↓↓
と
あらためて
僕はポール・ニューマンが大好きでして
中肉中世ということもあって
彼のスーツスタイルや
アイビールックなどを
よく模倣したりします
同じ中肉中世の
スティーブ・マックイーンも
もちろん好きですが
マックイーンの
ハードでストイックなイメージよりも
ニューマンの
知性、ユーモア、ゆとり
さらには豊かな人間味に憧れを覚え
ニューマンのスタイルを
気分として身にまとうことを
知らず知らず
実践している僕がいますね
と
僕は普段スーツが多いので
特に本作に見る
60年代の
タイトなスーツにナロータイのスタイルは
なんとも
カッコいいなぁと思う次第です
↓↓↓
…
私立探偵ルー・ハーパーは
ある時、富豪の妻から
「失踪した夫を探してほしい」
という依頼を受ける
依頼主の夫は莫大な財産を持つ人物で
周囲には愛人やビジネス関係者など
利害が絡む人が多数存在していた
調査を進める中で
ハーパーは次第に
奇妙な人物たちと接触していく
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やがて事件は単なる失踪ではなく
誘拐・身代金・裏切りが
複雑に絡み合ったものだと判明
真相に近づくにつれて
各々の人物たちの欲望や虚飾
そして人間関係の歪みが浮き彫りになり
ハーパー自身も
またその渦に巻き込まれていく
最終的に事件の背後にある
意外な黒幕と動機が明らかになり
物語は皮肉な結末へと収束する
…
と
共演には
大女優のローレン・バコールや
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大御所のシェリー・ウィンタースなどが彩り
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全編なかなか
見どころ満載で
一見裕福で洗練された人々の裏に潜む
空虚さや偽善、嘘が
物語の進行にともなって
徐々に浮かび上がってきます
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特に
本作のニューマンは
リアルな生活感を滲ませる
しがない私立探偵という役どころで
善人には違いないながら
正義一辺倒というより
吸いも甘いも知り尽くした
大人の男…
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オープニング
二日酔いで迎えた朝
氷を投じた洗面台に顔を突っ込み
あいにくコーヒー豆が切れていたため
ゴミ箱から取り出した
出がらしのコーヒーをすする…
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半袖シャツの上に
ダークスーツをまとい
アクティブに活動するも
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やっぱり
ちょっとだらしなく
酒で孤独をまぎらわし
人間的な弱さをさらけ出す
そんな憎めないキャラ設定で
う〜ん
最高なんですよね
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本作は
正直まあ
傑作というほどではないのですが
全編に底流する
探偵稼業の
泥臭くも人間的な世界観そのものの
いわば気分を
なんとも身にまといたくなるんですよね
というわけで
『動く標的』
ポール・ニューマンが
ひたすら魅力的な映画
味わい深い
私立探偵ものの佳作
必見です
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