『マネとモダン・パリ』展
先日
都内に行ったついでに
美術館に寄って
絵画を観てきました
東京丸ノ内に新たにできた
記念すべき第1弾
『マネとモダン・パリ』展です
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表紙を飾るのは
《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》(1872)
僕は絵画や彫刻、写真など
とにかく芸術と呼ばれるものが大好きです
普段からよく
一人でも時間と場所が合えば
美術館に行ったりします
絵画や文学、歌や踊り等は
それを創作した作家や表現者自身の人となりが
個性となってストレートに反映する
いわば“純粋芸術”です
僕は映画もよく観ますが
映画は
多くの人や表現手段が組み合わさった
“総合芸術”で
経済的な側面も大きく絡んでくるため
創り手である監督個人の意思が
100%投影される映画は
ほんの一握りでしょう
それに比べて
例えば絵画は
おのずと画家の丸裸の姿が露呈します
そこがすごく面白い
その画家が生きた
時代背景を知るのも楽しいですね
ということで
今回の
エドゥアール・マネ(1832-1883)
という画家
この人の絵は
なかなか観る機会が少なく
今回80点余りもの絵が集結したのですが
こんなにまとまって
日本に入ってきたのは
初めてではないでしょうか
19世紀パリで
保守伝統的な絵画を学びながら
時代のちょっとした歯車の違いで
革新的な存在に仕立てられ
やがてルノワールやモネといった
後の印象派の巨匠たちに
多大なる影響を与えた
近代絵画の父ともいうべき存在
映画に置き換えると
ヌーヴェルヴァーグの時代における先輩格
ルイ・マルといったところか…
(これ、われながらナイスな例えですね)
そんな運命に翻弄されつつも
自己の表現を追求し続けたマネの軌跡を
今回たっぷり堪能できました
《ローラ・ド・ヴァランス》
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友人だった文豪の肖像を描いた
《エミール・ゾラ》(1868)
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マネ特有の独創的な黒や
またスペイン趣味なども興味深かったですね
《死せる闘牛士》(1864)
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って
こういった話になると
つい饒舌になる自分がいますね
いやあ
失敬…
というわけで
日常から
つかの間離れる機会として
もちろんパチンコもいいけど
たまには絵画鑑賞もオススメですね
高尚な趣味をお持ちだったとは!