ビアス『悪魔の辞典』

悪魔の辞典 (角川文庫)/アンブローズ ビアス
¥700
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はじめて世に出たのが1911年ですから



今から100年も前の本です…叫び



この本は本



辞典のスタイルで



A~Zの順に



単語の意味を解説していったもの…



ですがサーチ



タイトルからもお察しのように



本書で取り上げられる単語は



皮肉やブラックユーモアの衣をかぶって



再定義されています爆弾



著者のビアスは



辛辣な風刺で知られたアメリカ人ジャーナリストメモ



ビアスにかかれば



同じ単語が正反対の意味合いを帯びてきますスペード



う~ん



まさに



物事には常に二面チョキ



あるいは多面性があるということを



この本は



ユニークな視点目



鋭い洞察力をもって



教えてくれますひらめき電球



本書の内容の中には



少なからぬ悪意も含まれているので



一概にどうとは言えませんが



いやあDASH!



しっかし面白いですOK



以下



目に留まった単語を列挙~パー



ヒミツ【CLOCK(=時計)】いかに多くの時間がまだ自分に残されているか念を押してくれるので、未来に対する危機が和らげられる、人間にとっては道徳的な価値が大いにある器械。



ヒミツ【EMOTION(=感動)】心臓から頭部へ血液が流動されることにより引き起こされる、身体が衰弱していく病気。時として目から水和した塩化ナトリウムをおびただしく放出させる症状をともなうことあり。



ヒミツ【ERUDITION(=学識)】書物からカラッポの頭蓋骨の中にふるい落とされた埃。



ヒミツ【FRIENDSHIP(=友情)】天気の良い日は二人くらい十分乗れるが、悪い日にはたったの一人しか乗れない船。



ヒミツ【HABIT(=習慣)】自由を束縛する手錠。



ヒミツ【HAPPINESS(=幸福)】他人の不幸を見ているうちに湧き起こる快い気分。



ヒミツ【HOPE(=希望)】欲望と期待とがまるめられて一つになったもの。



ヒミツ【LOVE(=恋愛)】患者を結婚させるか、あるいはこの病気を招いた環境から引き離すことによって、直すことができる一時的精神異常。



ヒミツ【NOVEL(=小説)】引き伸ばされた短編小説。



ヒミツ【PEACE(=平和)】国際関係で、戦争と戦争との間のだまし合いの期間。



ヒミツ【TELEPHONE(=電話)】いやな人間を近づけないでおくといった便利さを若干捨てさせる悪魔の発明品。



ヒミツ【YEAR(=一年)】365個の失望からなる一区切りの期間。



う~ん



おそらく



このビアスって人



相当性格悪かったんでしょうね…ドクロ



でも



なるほど~ブタネコ



と思わせる箇所満載ですグッド!



物事を考える際の一方の側である



ダークサイド…ダウン



この誰もが持っているであろう



“悪魔”の一面を



こっそりと突きつけられているようで…汗



う~ん



心憎いかぎりですあせる



まあでも



少なからず



思考の幅を拡げることにつながる一冊ですアップ



是非おススメ…



いやいやむかっ



できませ~ん注意






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