『限りある時間の使い方』

2022年発刊

イギリス出身でニューヨーク在住のライター

オリバー・バークマン(1975-)著作の

『限りある時間の使い方』

↓↓↓

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タイトルの通り

時間に関する本です

う〜ん

読んでいて

いろいろと考えさせられましたね

時間を

いわばコントロールしたいという願望

ギリシャ神話の神、クロノスじゃないですが

それはどだい無理な話で

むしろ傲慢なことなのかもしれません

本書に度々出てくる

効率化の罠という言葉

いわく

どんなに効率を上げて、どんなに自制心を駆使したところで、ゴールには辿り着けない。

どんなに時間を管理してもタスクがゼロになることはない。」

また本書は

「もっと効率的にやれば忙しさから逃れられる」

「全部できる」

という幻想や希望を捨てて

「ひと握りの重要なことだけに集中すること」

を繰り返して説いています

そしてさらに

とても重要なことが書かれています

やるべきことが多すぎるので、もっと短時間でたくさんこなそうとする。

ところが、まさにそのせいで、やるべきことがどんどん増えていく。

でも効率化の罠の本当に怖いところは、量だけでなく、質にも影響することだ。

すべてを詰め込もうとすればするほど、なぜかどうでもいいことに時間を費やしてしまう。

やることリストを最速でこなせるライフハックを身につけても、リストの最重要項目はいつまで経っても手つかずのまま残る。

タイムマネジメントを駆使して世界中のあらゆる秘境を訪れようとしても、おそらくいちばん行きたかった場所にいつまでもたどり着けない。

すべてをやれるはずだという意識が強くなると、何を優先すべきかという問いに向き合わなくなるからだ。

いやはや

いちいち納得です

つくづく

時間て一体何だろう?

僕らはなんで

そんなに縛られているのだろう?

読んでいて

日々生活に追われている自分が

なんだかとても虚しく感じられました

本書の終盤には

「無駄に過ごすこと」

「無益なことを追求する自由。

何にも気にせず、下手くそなことを楽しむ自由。

そして

「何もしないことができる人は、自分の時間を自分のために使える人だ。

現実逃避のために何かをするのは、もうやめよう。

心を落ち着かせ、自分だけの限られた時間を、じっくりと味わおう。」

胸に響く言葉が連なっています

今の自分の生活スタイルや価値観と

あまりにも異なる考え方、あり方

しかしとても共感を覚えます

あらためて

それらを再考して

実行しようと思った次第です

時間に対する考察を通して

己の生き方を

振り返る機会を得ることができました

というわけで

『限りある時間の使い方』

是非ともオススメです

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