再生する力
「思い出も死んだ者たちもみんな優しい」
80歳を超えた
ニューヨークの路上画家
ジミー・ミリキタニの半生を描いた
ドキュメンタリー映画
『ミリキタニの猫』の中で
彼が語った言葉です
↓↓↓
ミリキタニ氏は
日系二世ゆえ
アメリカ国籍を持っているにもかかわらず
第二次大戦時に強制収容所に入れられ
市民権放棄のサインをさせられた過去を持ちます
そんな彼が
怒りの感情を抱えたまま
広島の原爆や収容所の絵や
大好きな猫の絵を描きながら
長い年月の間
路上生活をしていく中で
彼の絵に注目する人が出てきて
やがて芸術家としての評価が高まっていき
少しずつアメリカ社会に
受け入れられていくのです
う~ん
戦争とそれによる
不当な仕打ちによる恨みが
彼を
長い間
占めてきましたが
時間の経過と共に
また
彼の芸術家としての確たる自信や
周囲の人たちとの友情を通して
徐々に
彼の気が晴れていった
…のでしょうか
「もう怒ってない
すべては通り過ぎる」
劇中のミリキタニ氏は
楽天的で
飄々としていて
とても穏やかな表情をしています
う~ん
時間の重み
人と関わることで癒される心
そして
芸術家としての矜持によって生まれる
自己承認
いろんな思いや体験を通して得た
彼の境地
いやあ
つくづく
再生する力を
ここに見た気がしましたね
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