映画『海辺のポーリーヌ』
1983年製作のフランス映画
『海辺のポーリーヌ』
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監督は
フランス・ヌーヴェルヴァーグ最後の大物
エリック・ロメール(1920-2010)
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この“恋愛喜劇の巨匠”による
「喜劇と格言劇」シリーズ
全6作のうちの3作目が
本作に当たります
ノルマンディーの海辺の別荘を舞台に
思春期の少女ポーリーヌの目を通して描かれる
男女の恋愛騒動
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背伸びする歳頃のポーリーヌ役
アマンダ・ラングレと
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歳の離れた従姉妹で色気ムンムンのマリオン役
アリエル・ドンバールの
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2人を軸に展開する恋のバカンス
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コケティッシュな魅力に溢れた活発な女たち
優柔不断で浮気性の男たち
人伝に入り乱れる話の妙
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さわやかな風に乗って交わされる
男女の恋の駆け引きが楽しくて
即興によるやりとりが洒脱で
16ミリフィルムのザラついた映像が
インディーズっぽくて
格言劇という構成が趣向に富んでいて
フランス郊外、ノルマンディーの海が
まったりと穏やかなムードを醸し出していて
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登場人物たちが
好き放題
勝手放題
まあ
フランスのお国柄なのでしょうが
しかし
この軽簿さこそが
ある種
ロメール映画最大の魅力で
いやあ
自由気ままで
軽やかで
開放的で
なんとまあ
ユニークでしょうか
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男女の会話も
あまりにたわいもなくて
バカバカしいのですが
終盤には
ほろ苦があって
ノルマンディーのロケーションも最高で
う〜ん
これがなんともいいんですよね
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おや
マティスの絵と本作の世界観合ってるかも
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そんなこんな
美しい自然光の映像で紡がれる
ロメール節満載の一本
必見の佳作です
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と
このロメールによる「喜劇と格言劇」シリーズ全6作は
なんとAmazonプライムですべて観れまして
いやあ
感激でしたね
全6作のリスト
◎『飛行士の妻』(1980)
◎『美しき結婚』(1981)
◎『海辺のポーリーヌ』(1983)
◎『満月の夜』(1984)
◎『緑の光線』(1985)
◎『友だちの恋人』(1987)
加えて視聴できたのが
◎『レネットとミラベル/四つの冒険』(1987)
◎『木と市長と文化会館/または七つの偶然』(1993)
◎『パリのランデブー』(1995)
と
おお
まさかのロメール映画固め打ち
どれも軽くて面白いんですよね
というわけで
この機会に是非
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