若返り映像の怪
先日
人気シリーズ待望の最新作
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
を鑑賞
↓↓↓
いやあ
『インディ』シリーズは
何を隠そう
僕は昔から大好きでして
1作目の『レイダース』と
2作目の『インディ』は
もう何回観たかわかりませんね
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と
この最新作でも
80歳のハリソン・フォードが
年齢を感じさせない
激しいアクションを終始展開
期待を裏切らない冒険活劇の醍醐味を堪能しました
↓↓↓
…が
それはそうと
若き日のインディの活躍を描いた
オープニングのシークエンスは
ちょっとびっくりしましたね
CGの技術を駆使して
なんと
インディが
すっかり若返っているのです
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いやはや
なんでも
この若返ったインディを実現するために
高度なデジタル技術が投入されたんだそうです
まず
現在のハリソンの表情や演技を
パフォーマンスキャプチャー化
次に
ルーカス・フィルムが所有している
過去のハリソン(30〜40代)の膨大な量の映像
=クローズアップ、中距離、広角、あらゆる種類の照明、昼夜の映像など
…をもとに3Dモデルを作成
これを合成して作り上げたのです
この一見
気の遠くなるような一連の作業を
なんと
短時間で実現しちゃうんだそうで
今のCG技術ってすごいんですね
って
う〜ん
しかしよくよく
観ていて
違和感を覚えたのも事実で
確かに見事に
若きインディがスクリーンに現れているのですが
はて
これって本物なの?
と
技術云々の前に
その信憑性を疑わざるを得ない
これだけフェイクな映像が氾濫している世の中なので
今どきこういった芸当は
ある意味
想像できなくもない
…かな
と
何はさておき
この若きインディは
僕が昔からさんざん見慣れてきた
若い頃の精悍なハリソンに
よくよく
似て非なるもの
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かなり頑張ってはいるものの
肌艶といい
鋭い眼光といい
顔の張りといい
本物のハリソンとは
これ
比べようもない
所詮は作り物だろっ
とまあ
そんなこんな
このオープニングは
観ていて白けちゃったのが
僕の偽らざる感想です
これは
以前観た
スコセッシの『アイリッシュマン』(2019)で
若返りを施したデ・ニーロにも
同じく抱いた違和感で
どうにも不自然
どこか作り物っぽい
なので感情移入なんてできるわけない…
と
さらにさらに
こうした技術が
この先どんどん進むと
役者の過去の映像を使用して
頭部だけすり替えて
実写の映画が作れちゃう
その役者が
実際に現場で演技しなくても
はたまた
この世にいなくても(!)
映画が出来上がってしまう…
ハハハ
そうなったら世も末だな
って
でもこれは
実際
すぐそこまで来ている未来
なんでしょうね
つくづく…
ふぅ
というわけで
『インディ・ジョーンズ』最新作に
思わぬ不安感を抱いてしまった次第です
ああ
やはりあの頃が懐かしい…
『魔宮の伝説』最高でした
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