映画『ぼくの伯父さん』

お気に入りの一本です

パントマイム出身のフランス人

ジャック・タチ監督・主演の

1958年の映画

『ぼくの伯父さん』

↓↓↓

IMG_9826.jpeg

この映画たま~に

無性に観たくなるんですよね~

そういう映画ってありませんか?

この映画は

タチ自身が演じる

ドジなユロ伯父さんを取り巻く日常を

スケッチ風に綴ったもので

1958年製作当時()

フランスの下町情緒と

工業化がすすんだ近未来の都市生活が

対比して描かれています

下町の庶民の風情や

子供たちのいたずら騒ぎなどは

ノスタルジーにあふれ

(犬たちもかわいい)

それと対をなす

無機質な近未来都市の生活模様は

そこに住む人たちの滑稽さを描きながらも

幾何学的なデザインの建物や小物類が

モダンアートのようでとってもおしゃれ

今観ても全然古臭く感じません

CGでは間違っても創り出せない生の味です

そしてユロ伯父さんが行くところ

必ずトラブルがついてまわります

映画は

あくまで淡々と

ユロ伯父さんの奇妙な行動を追っていきます

↓↓↓

blog_import_64425234c43d9.jpg

(セリフはほとんど重視していない…)

また彼を取り巻く人たちがヘンな人たちばかり

↓↓↓

blog_import_644252378c830.jpg

動きが自然じゃない人だらけ

この映画は

工業化による人間性の欠如に対する風刺をこめてはいますが

人を見つめる眼差しはとても温かいです

ユロ伯父さんのダメダメぶりが醸し出す人間味と

どこまでも穏やかで

物悲しさすら漂い

それでいてユーモアにあふれた音楽が

この映画の世界観を決定づけています

まあ何はともあれ

優しくて淡々としたリズムが

観る者の心に自然としみこんできますね

オススメです

後年の傑作

『プレイタイム』のワンシーン

↓↓↓

blog_import_6442523a4c35c.jpg

まったく関係ありませんが

ルミネ2Fのスタバから見た大宮駅です

↓↓↓

blog_import_6442523d0cd40.jpg

ちょっと無理があるかな

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。