映画『ぼくの伯父さん』
お気に入りの一本です
パントマイム出身のフランス人
ジャック・タチ監督・主演の
1958年の映画
『ぼくの伯父さん』
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この映画たま~に
無性に観たくなるんですよね~
そういう映画ってありませんか?
この映画は
タチ自身が演じる
ドジなユロ伯父さんを取り巻く日常を
スケッチ風に綴ったもので
1958年製作当時(⁈)の
フランスの下町情緒と
工業化がすすんだ近未来の都市生活が
対比して描かれています
下町の庶民の風情や
子供たちのいたずら騒ぎなどは
ノスタルジーにあふれ
(犬たちもかわいい)
それと対をなす
無機質な近未来都市の生活模様は
そこに住む人たちの滑稽さを描きながらも
幾何学的なデザインの建物や小物類が
モダンアートのようでとってもおしゃれ
今観ても全然古臭く感じません
CGでは間違っても創り出せない生の味です
そしてユロ伯父さんが行くところ
必ずトラブルがついてまわります
映画は
あくまで淡々と
ユロ伯父さんの奇妙な行動を追っていきます
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(セリフはほとんど重視していない…)
また彼を取り巻く人たちがヘンな人たちばかり
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動きが自然じゃない人だらけ
この映画は
工業化による人間性の欠如に対する風刺をこめてはいますが
人を見つめる眼差しはとても温かいです
ユロ伯父さんのダメダメぶりが醸し出す人間味と
どこまでも穏やかで
物悲しさすら漂い
それでいてユーモアにあふれた音楽が
この映画の世界観を決定づけています
まあ何はともあれ
優しくて淡々としたリズムが
観る者の心に自然としみこんできますね
オススメです
後年の傑作
『プレイタイム』のワンシーン
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まったく関係ありませんが
ルミネ2Fのスタバから見た大宮駅です
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ちょっと無理があるかな…
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