映画『ショーシャンクの空に』

近々NHKでTV放映されますね

1994年のアメリカ映画

『ショーシャンクの空に』

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監督・脚本は

本作が初監督となる

フランク・ダラボン(1959-)

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“ホラーの帝王”として知られる

スティーブン・キングの中編小説を

映画化した本作は

う〜ん

まずもって

脚本の見事さに唸るばかりで

観る者は

その完璧な物語世界に

グイグイと引き込まれること必至です

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銀行員のアンディは無実を訴えながらも

妻殺害の罪でショーシャンク刑務所に収監

過酷な刑務所生活を余儀なくされる

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しかし彼は

持ち前の知性と誠実さを発揮して

所長や周囲の信頼を得ていき

所内の待遇を少しずつ改善していく

また長年服役する囚人レッドと友情を築き

最後まで希望を失わない姿勢を

身をもって示していく

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実はアンディは

長年かけて脱獄計画を進めており

ある夜、実行に移し

ついに自由を手に入れる

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絶望的な状況に置かれながらも

決して環境に甘んじることなく

希望と自尊心を胸に

自分のできることに注力し

前向きにコツコツと取り組み

最後まで自由を希求する

そんなアンディの姿は

それ自体、神話的で

どこか聖性を帯びています

所内の監視役が抱えていた

遺産相続問題を解決する報酬として

受刑者たちにビールをふるまい

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この一件を機に

刑務所職員や受刑者仲間から

一目置かれる存在になっていくアンディ

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終始穏やかで

悠然としたムードをたたえ

不思議な魅力で

周囲に影響を及ぼし

自然と前向きな空気を伝播させていく様は

どこか

同じ刑務所を舞台にした名作

『暴力脱獄』(1967)の

ポール・ニューマン演じる

“クール・ハンド・ルーク”を彷彿させます

…が

ルークの贖罪的なニュアンスを醸した

いわば”負けて勝つ”世界観は

本作では感じられず

むしろ”共に勝つ”的な

ある種の寓意性が

色濃く表れています

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アンディが脱獄に成功した後

程なくしてレッドは仮釈放されるも

社会の変化についていけず

生きる気力を失っていた

しかしアンディが残した手紙と現金を頼りに

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彼が以前から語っていた

“希望の地”メキシコの砂浜へと

意を決して行ってみると

そこに

アンディがいた

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そうして

二人は再会を果たす…

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ラストシーン

再会する二人を捉えたカメラが

ズームアウトして

やがて上空へと上がっていき

全景いっぱいに拡がっていく…

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その雄大な景色を一望しながら

冤罪による投獄から

自分の人生を取り戻すに至ったアンディと

彼の元へと辿り着いたレッドの

その長い歳月を経た一部始終に

観る者も

自ずと思いを馳せ

それまでの苦難が脳裏をよぎり

自分事のような感慨を抱く

…と

1995年当時

本作をひとり映画館で観ていた僕は

静かな歓喜に包まれた

このラストシーンに

思わず感極まって

不覚にも

オイオイ泣いてしまいました

僕の真隣にいた

年配の女性も

僕と同じように

泣いているのが聞こえました

ふと

互いに目が合い

気恥ずかしいながら

笑顔を交わし

そうして

また2人して

エンドロールの間も

ずっと号泣…

ハハハ

なんだか思い出されますね

とまあ

主演のティム・ロビンスの

飄々とした存在感が最高で

モーガン・フリーマンとの相性も抜群で

いやあ

もう素晴らしいの一語ですね

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というわけで

『ショーシャンクの空に』

ホント今更ですよね

でも

いいものはいい

あらためて本作は

映画史にその名を刻む

稀に見る傑作です

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