タル・ベーラ 伝説前夜

129日より

渋谷のシアター・イメージフォーラムにて上映中です

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https://bitters.co.jp/tarrbela/

以下、サイトより転載

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伝説はここから生まれた―。

『ニーチェの馬』(2011)を最後に56歳という若さで映画監督から引退した後も、伝説的な7時間18分の『サタンタンゴ』(1994)が日本で初公開されるなど、熱狂的な支持者を生み出し続けているタル・ベーラ監督。

ジム・ジャームッシュ、アピチャッポン・ウィーラセタクンといった映画監督たちに大きな影響を与えてきたタル・ベーラがいかにして自らのスタイルを築き上げ、唯一無二の映画作家になったのか。

その足跡をたどるべく、『サタンタンゴ』以前、伝説前夜の日本初公開3作を4Kデジタル・レストア版で一挙上映する。

ジョン・カサヴェテスやケン・ローチを想起させると評された初期の作品から、タル・ベーラスタイルを確立させた記念碑的作品『ダムネーション/天罰』(1988)まで、根底に共通しているのは、社会で生きる人々の姿を凝視し、それを映像にとらえる眼差しである。

人々のリアルな姿を映し出すために繰り返し登場する酒場、そして酒場での音楽、歌とダンス。タル・ベーラのフィルモグラフィに一貫する共通項の萌芽を既にこれらの作品群に見て取ることができる。

あらためて

ハンガリーが世界に誇る鬼才

タル・ベーラ(1955-)

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つくづく

タル・ベーラの映像は

観ていて

すべてのカットが必然と思えてしまう

これ以外の選択肢は

あたかも存在しないかのように

ベーラ最大の持ち味である

悪魔的な長回しも

むしろその長さゆえに

そう思わせるだけの

揺るぎない必然性を感じます

延々と続く長回しの映像に

時折、気が遠のき

眠りに落ちそうになりながらも

(実際、幾度となく落ちてますが…)

それでも根気よく

じーっと

観続けていくうちに

やがていつしか

陶酔の境地へと誘われる不思議

これぞマジック

タル・ベーラの魔術

とまあ

深淵なモノクロ映像の中に内在する

苦難と心地よさ

自由と呪縛

緊張と弛緩

こうした両極を

絶えず

振り子のように行ったり来たりしながら

人間の本質的で根源的な姿を

捉えて離さない

いやあ

まさに唯一無二の世界観ここにありですね

ということで

今回、初上映が実現した

ベーラ初期の作品群は以下の3

↓↓↓

後のベーラ独自のスタイルを確立したと言われる

◎『ダムネーション/天罰』(1988)

記念すべき長編第1

◎『ファミリー・ネスト』(1977)

珍しいカラー作品

◎『アウトサイダー』(1981)

どれも興味深いですが

中でもおそらくは

『ダムネーション/天罰』が注目度高いですね

というわけで

この3本は何はさておいても

観ないわけにはいきませんね

要チェックです

おまけ

以前、僕が本ブログで

タル・ベーラの3作品について書いた記事です

↓↓↓

https://cho-tomoiki.com/47416/

https://cho-tomoiki.com/48432/

https://cho-tomoiki.com/49029/

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