映画『突然炎のごとく』

1962年のフランス映画

『突然炎のごとく』

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監督は名匠

フランソワ・トリュフォー(1932-1987)

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自由奔放な女性と

彼女を愛する二人の男性の

三角関係を描いた本作は

言わずとしれた

ヌーヴェルヴァーグを代表する一本で

トリュフォーの長編3作目にして

彼の最高傑作です

20世紀初頭のパリ

オーストリア人の作家ジュールと

フランス人の青年ジムは親友で

芸術や文学、恋愛について

語り合う日々を過ごしていた

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そんなある日

二人は自由奔放で魅力的な女性

カトリーヌと出会う

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彼女は二人を強く惹きつけるも

最終的にジュールと結婚する

しかしまもなく第一次世界大戦が勃発

ジュールはオーストリア軍

ジムはフランス軍として

互いに戦う可能性を恐れながらも

生き延びて再会する

戦後、ジムがジュールの家を訪ねると

ジュールはカトリーヌとの

結婚生活がうまくいっておらず

「彼女を愛しているなら、恋人になってくれても構わない」

とジムに提案する

ジムとカトリーヌは恋人関係になるが

しかし彼女の情緒の激しさと

自由すぎる性格により

たちまち関係は不安定になり

そして…

美しく

華やかで

そして儚い

一瞬の刹那に見せる

生の輝き…

いやあ

カトリーヌを演じた

ジャンヌ・モローが

もうあまりに魅力的

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本作は

彼女の圧倒的な存在感に

これ尽きますね

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ほとばしる感情

自由で

気ままで

移り気で…

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しばしば

突拍子もない行動に及ぶ

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3人が無邪気に戯れる様子の

なんとまあ

素敵なこと

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親友同士の2人は

彼女の一挙一動に

右往左往しつつ

自ずと

同時に

虜になっていく…

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映画は

19世紀末から

第一次世界大戦勃発前までのパリを中心に

フランスが文化的経済的に

繁栄を謳歌し

平和的ムード享受していた

ベル・エポックの時代の

自由でロマンティックな空気を

美しいモノクロの映像による

ドキュメンタリー的な撮影

速いナレーション

静止画の挿入

躍動感のある編集

などなど

ヌーヴェルヴァーグ的な技法を駆使して

鮮烈に映し出します

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いやあ

映画は

回想形式の語り口で進み

ノスタルジックで神話的なムードを

終始たたえながら

男2人と女1人の三角関係

とりわけ

ひとりの女性が

生を燃やす様

その激しくも切ない

感情の表出を

フィルムに生々しく刻印します

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そして

ベル・エポックの文化が

戦争によって

唐突に崩壊する様の

いわば象徴として

三人の関係の破滅が描かれます

映画のラスト

カトリーヌは

ジムを車に乗せて崖から川へ突っ込み

二人は共に命を落とす…

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ふぅ

なんとまあ

唐突で鮮烈で

豊穣な世界観でしょうか

というわけで

『突然炎のごとく』

オープニングの狂騒ムードから始まり

トリュフォーの才気あふれる

瑞々しくも鋭い映像センスが

ジャンヌ・モローの魅力とともに

爆発した稀有な一作

いやあ

あらためて

映画史にその名を刻む傑作です

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おまけ

トリュフォーの作品

『恋のエチュード』について

以前書いた記事は→こちら

本作と同じ原作者による

こっちは

男1人と女2人の三角関係を描いた傑作です

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