新たなステージへ移行

現在
パチンコ業界挙げて取り組んでいる
夏の節電目標を掲げたポスターです
↓↓↓
関東から東北エリア一帯が
主な対象地域になっていますが
パチンコ業界に対する
全国的な風評被害などもあって
今夏の節電の動きは
全国的な拡がりを見せています
あらためてですが
3.11の東日本大震災は
僕らに大きな価値観の変化をもたらしました
今まで当たり前だと思われていたことが
まことあっけなく
もろくも崩れ去っていく事例は
枚挙にいとまがありません
今さら書き連ねるまでもないでしょう
しかしこの日本を襲った数々の災害が
僕らのものの考え方やライフスタイルを
後退させたかといいますと
そうとも言える部分もあるでしょうが
僕は決してそうは捉えていません
むしろ一気に前進したと思っています
こうしたピンチのときは
思いきったことをすることによって
大いなる飛躍を遂げる
チャンスのときでもあるのかな、と
いま世の中は
間違いなく
新たなステージへ移行するための
過渡期にきているのかな
と確信します
例えば
わがパチンコ業界について言いますと
冒頭に挙げました
“パチンコ業界の夏のピーク電力25%カット”
なんていう数字は
災害でも起こらない限り
本気で取り組めるものではありません
今までも政府主導による
COzなどの温室効果ガス削減を目指した
“チャンレンジ25”という活動に
パチンコ業界も積極的に関わってきましたが
(今ももちろん続いています…)
パチンコ業界がこぞって取り組むまでには至らず
一部の大手チェーンや先進的なホール企業などが
いちはやく着手するにとどまっていました
(すいません…弊社も手つかずでした…)
ところが災害に伴って
電力不足が叫ばれ
業界が電気の使い過ぎだのと
バッシングの声にさらされるや否や
この問題を自分のこととしてとらえ
そうして本7月より実行に移しているわけです
どれくらい
各ホールが節電に取り組んでいるかは
まだ正確には把握できていないようですが
おおむね各地域で輪番休業が実施され
エアコンの設定値を上げるなどの
節電のアクションも
各ホールであらかた見受けられます
去年の政府方針である
昨年ピーク電力対比の
“チャレンジ25%”という目標も
僕は正直
漠然と
パチンコ業界は無理だなと思っていました
それが今年
まだはっきりしませんが
現時点でも
25%(か、それ以上)カットのイメージが
具体的に共有できており
かなり現実味を帯びてきています
う~ん
やはりケツに火がつかないとダメなんでしょうかね
夏休みの宿題と同じですね~
(全然違うだろっ)
そう考えますと
災害は
業界がクリアすべき課題を明らかにしてくれ
業界が団結をするきっかけを与えてくれたと
むしろそう捉えるのが
正しい見方のような気がします
また
この災害によって
パチンコホールは営業的に自粛傾向にあり
この数ヶ月間
例えば
機械の入替やチラシなどの広告宣伝を
かなり控えてきました
機械の入替やチラシ広告などは
ホール営業における
いわば要の役割を担っており
この営業上の武器が
奪われる形となったことにより
各ホールはお客様の来店数が
かなり減るのではと
恐々としていましたが
ふたを開けてみると
ところがどっこい
ん?
そんなに変わらなかったり
しちゃったりなんかして…
あれれ
今までって一体なんだったの⁈
な~んていう感想を
率直に抱いたホールは
少なくなかったんだろうと思います
(まあ単純にそうとも捉えられませんがね…)
つまり災害によって
こうした営業ツールの見直しを
抜本的に図る機会が与えられたわけです
現在もチラシなどは災害前に比べて
かなり量も減っているのですが
それじゃ
仮に自粛が解除されたら
チラシを元のように
バンバンまくかといいますと
なんとなくですが
もうあの頃には戻れないんじゃないか
という認識があります
つまりは
価値観が
転換したのです
災害前は
一言でいえば
もう旧来の価値観なのです
過去に逆行はしないのです
まあ完全にではないでしょうが
あらかた方向性はそっちではないのです
あるいはホールには
“出玉”という
目に見える宣伝ツールがあります
従来から高く積まれた玉箱の光景は
ホールの定番でありましたが
近年
各台計数機という
いわば玉箱の存在しない
出た玉が
すべて各台の下に設置された計数機に還流し
出玉数はデジタルで表示されるという
スタイルが増えてきています
まあ
エコ的な発想ですよね
おそらく災害によって
この各台計数機のニーズは
加速していくものと思われます
LED照明しかり
ホールの騒音対策しかり
たばこの煙などの空調対策しかり…
今までもパチンコホールの関心事ではありましたが
災害によって
待ったなし
いよいよ緊急かつ重要な項目として
これらの課題が
目前に課せられてきたわけです
空調問題などは
狭い島通路で隣りの台の人が
プカプカ煙草を吸っていたら
ひと昔前は当たり前なので
しょうがないなと割り切っていましたが
最近はもはや
耐えられなくなってきているのではないでしょうか
これは人々が
単にわがままになって
我慢できなくなってきた
とかいう問題ではなく
それはつまり
社会が成熟してきたということ
この成熟度は
災害によって
さらに加速したのです
つまり
一段高いステージに移行したのです
もう前のステージに後戻りはできないのです
なので
こういうときは
思いきって
新しいことにチャレンジすべきです
そうして時代を切り開いていかなければならないのです
僕は最近、強くそう思います
まあ
イノベーション(=変革)は
リスクも高く困難がつきものですが
一歩一歩前にすすんで行くのみですね
おっと
もうこんな時間…
いやあ
すっかり長文になってしまいました
失敬失敬…
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