災害心理学

先日
NHKで興味深い番組がやっていました
昨年3月11日の東日本大震災の時
巨大津波が押し寄せた宮城県の
ある一エリアにポイントを絞り
津波が押し寄せたとき
そこにいた人たちは
どのような動きをとったのかを
実際に災害に見舞われた人たちの証言などをもとに
探っていき
そして実際の証言などから
災害時の心理状態を
文字通り
災害心理学によって解明していく
という内容のものでした
それによりますと
この時
人々の中には
大きく3つの心理が働いたそうです
①正常性バイアス
危険な状況ではないと思い込む心理
危機を感知したくない
無視してしまおうとする心理
人はこういう時
ギリギリまで平常心を保とうとするそうです
例えば証言をしていた女性は
地震があった直後
しばらく
家の中の壊れたステレオを
無心で直していたんだそうです
ふと
こんなことやっている場合じゃないと
ハッとなったそうです
②愛他行動
自分の命を顧みず人を助けようとする心理
後々自分だけが助かったことによる
良心の呵責を感じたくない
後悔したくない
と思うあまり
こうした行動をとってしまうそうです
ちなみに今回の津波のとき
人を助けようとして
津波にのみこまれて亡くなった方が
多数確認されているそうです
③同調バイアス
判断や行動を周りに合わせようとする心理
人は往々にして
自分の判断よりも
むしろ周りに同調する方を優先するそうです
…以上3つの心理状態が
確認されたそうです
う~ん
とても痛ましい内容でしたが
でも興味深いテーマでしたね
僕らもしっかりと認識する必要性を
痛感した次第です
↓↓↓
それにしましても
これらはあくまでも
無意識にとってしまう行動だそうですが
なんとなくわかるような気がしますね
こうした3つの心理のうち
特に1つ目の正常性バイアスなんかは
どことなく会社経営においても
当てはまりそうな気がしますね
会社がいまどういう状態なのか
安泰なのか⁈
ヤバいのか⁈
決算数字やキャッシュフローはもとより
それだけでは推し量ることができない
様々な要素をどうとらえるか…
僕らは
ついなんとなく
危機を危機と認めたがらないといいますか
例えば業績が落ちていても
ご時世だの周りの状況のせいにして
つい目を背けがちです
業績がダウンしてもしょうがないという
なんらかの要因
根拠などを見つけ出して
自分を安心させようとしがちです
う~ん
いかんですよね…
数字でもなんでも
小さな変化に気づき
そこから目を背けずに
きちんと向き合い
解決すべく取り組んでいく
そんな姿勢を徹底させないといかんですね
NHKの番組を観ていて
ふと
そんなことを思った次第です










同調バイアスなどは、雑踏効果などによって引き起こされ、周囲が多額のお金を使用して遊技している姿から自分も知らず知らずに多額のお金を使っていたりする効果があります。
普段の買い物では数千円も考えてしまうのに、パチンコやスロットとなると平気で1万円を使ってしまう心理ってありますよね。
これも冷静な判断ではなく、確率以上に勝った時のことを他者に見てしまうために起こる影響だと考えると、やはりホールにお客様が沢山いる状況を作ることが大切だということになりそうです。
そのようなテクニックを使用することが、良いことなのか、悪いことなのか、それは使う側の問題だと思いますが(笑)。
>(株)第二営業部さん
なるほど~(*☻-☻*)言われてみれば…
納得ですね(^_−)−☆
まあ心理面を活用することは、それはそれで立派な営業スキル、むしろ不可欠な要素だと思いますね。
>チョー!さん
(続き)でもやはり節度は必要ですね。
それが行き過ぎた結果が、去年の広告規制につながってしまったんでしょうかね…(>人<;)。これは僕らが招いた当然の帰結と捉えなければならないんでしょうね。そう考えると僕らにはいっそうのモラル…というのでしょうか、まあ倫理意識のようなものが必要となるのかなと思いますね。
コメントありがとうございました( ^_^)/~~~。
同意です。
レッテル貼りは、それ以上深く考えなくて済みますから、心の保険と化してますよね。(^_^)v
世の中、そんな単純ではないのに。
チョー社長の言う通り、きっちり向きあう事が重要ですね。
>廣川 英昭さん
コメントありがとうございます( ^_^)/~~~!