ホール営業のあり方
思うところありまして…
今回はちょっと長文です
僕らパチンコ業界内で
よく語られるテーマの一つに
機械に依存したホール営業からの脱却
というのがあります
↓↓↓
機械…
いわゆるパチンコ、スロットなどの
遊技台の消費スピードは
購入している僕らも
目を丸くするほどの速さでして
まあわが業界の
長年の懸案事項となっていますね
近年は
1円パチンコの普及などから
ホールの機械代の回収スピードが
どんどん遅くなっているのが実状でして
ホールは刻々と変容しつつある
お客様のニーズと
運営上の高コスト体質とが
うまく折り合える着地点を
なんとか探り出そうと
日々模索しているところであります
とにかく
コストの削減は至上命題ですね
となりますと
どうしても機械をあまり購入しないで
維持運営できる
ホール営業への転換を
試みるべきということになるわけですが
正直これが意外と難しい…
よく一般的に
いくら魅力的な遊技台を取り揃えて
集客を図れたとしても
お店そのものの価値を
高めることにはつながらない
などと言われますが
僕が考えるところ
遊技台以上に
お客様の心を捉える要素は
ないんじゃないかと率直に思います
地域最速導入
最大台数
最多機種設置
な~んていうホールには
勝てないのかな、と
もちろん前提として
適度な出玉率
(何をもって適度というのかはあえて割愛…)
が不可欠なのは
いうまでもありませんが…
とにかく
お店そのものに対して
ファンになってもらうような取り組み
例えばスタッフの接客や
他店にない
ユニークなサービスなどをもってしても
前述したような
機械をガンガン入れてくるホールには
所詮、歯が立たないような気がします
これはエリアの中で
自店がどう優位性を保つか
という問題でもありますが
大型店がひしめくような競合状況では
競合店と同じ土俵で戦えないので
真っ向勝負を避けて
あえて違う路線でいく
ということになろうかと思います
もちろんそれはそれで
しかたがないのでしょうが
やはりこの業界
ユニーク路線では
どうしても
ある意味
キワモノ的な目で見られがちです
でも僕ら中小零細が
生き残っていくためには
キワモノでもなんでもいいから
独自の路線を進む以外にないというのが
自然の帰結ということになりましょうか
う~ん
しかし僕は正直
キワモノ路線だと
なんとなく
延命以上の価値は見出せないのかな、と
どうしてこう
絶望的なことばかり
書いているのかといいますと
現在のホールは
先ほど挙げたような
機械主導型営業
あるいは最新設備を導入した大型店
というようなベクトルしか
お客様に
スタンダードな価値として
提示できていないように思うからです
遊技台の入替が
最大の集客手段であるというようなことを
先ほど述べましたが
これはお客様の反応がそうだから
ではなくて
ホールがそれ以上の価値を
提供できていないから
とも言い換えることができるわけで
つまりは
機械任せで営業してきた
これは我々ホールの
要は怠慢とも
言えるのではないでしょうか
でも
僕はそれを
全面的に否定するつもりはありません
正直今までは
それでよかったのだと思います
それによって
ホール業界が発展してきたのは
事実なわけですから
ですが
もうそういうわけにはいかないところに
来ているということです
ホール業界は
昨年の震災を契機にして
ステージが変わったように思います
これは日本全国
どの業種にも言えることですが
明らかにものの見方、価値観が
変容したように思います
そうした状況の中で
ホールは今、正念場を迎えています
深刻な4円パチンコの稼働低下と
急激に普及した低玉貸営業が
各地でそろそろ飽和を始めてきています
それでもなお
ホールは
高コスト体質からの脱却にあえいでいます
頼みの綱はスロットというところですが…
若者のパチンコ離れとともに
全パチンコ参加人口も減少し続けています
こんな時はまさに
各市場の1番店、2番店あたりに
どんどん集約されがちで
そうしたホールはまず
スケールメリットや資本力を有する
大手チェーンなのです
…と
大手さんたちも
きっと同じように苦しいはずでしょうがね
でも
このままでは
もはや大手しか残らないのは明白です
ということで
今
まさに
私たちホールは
機械や設備に頼らない
新しい価値を
創出しなければならない時にきているのです
それを提供できないホールは
残念ながら市場から去るしかありません
まあ全く機械に頼らないというのも
無茶な話ですが…
と
今まで勝手なことばかり書いてきましたが
ここで一部訂正いたします
もちろん全国には
独自の価値をしっかりと提供できている
稀有な名店も多々存在するのは事実です
函館のパチンコ富士さんや
茨城のAMZさんのデジ羽専門店
金沢のペリカンさんなど
ホール営業の
新たなスタンダードを打ち出そうと
各地で頑張っているホールはいっぱいいます
ということで
翻って
うちは果たしてどうでしょうか⁈
いやあ
わかりませんが
何も考えていないというわけではありません
僕は中小が生き残るベクトルの一つは
地域に根づくことだと思っています
つまりは地の利です
これはもう徹底的に地域に入っていって
地域の商店たちとネットワークを作って
あの手この手で貢献していく
ホールもドミナント戦略で
限定したエリアにどんどん出店し
単店だけだと台数で及ばずとも
合わせれば
エリアの中で優位性を保てるようにする
自店同士バッティングしたり
少台数のお店ばかりだと
効率が悪くて
ホール運営に支障をきたしがちですが
そうしたデメリットを
うまく克服しながら
なるたけ
お店毎に特色を設けて
いろいろなバリエーションのホールを
展開していく
そうしてお客様の多様なニーズに
できるかぎり答えていけるよう努めていく
そして願わくば
やはり旗艦店と呼べる
大手と張り合うに足る大型店も
保有するに越したことはなく
そこは真っ向から
パワーゲームを展開していけるようにする
つまりはエリアの中で
ナンバーワンとオンリーワンの戦略を
1店舗でできなければ
2…3…4…5店舗で追求するのです
そうしたことを可能にさせる
組織体
社内体制を構築して
スピーディに愚直に推し進めていく
まあ
全ては市場…
つまりはお客様が決めること
お客様の多種多様なニーズを
より幅広く正確に迅速に探り出し
それを競合店以上に満たしてあげるには
エリアをなるたけ限定して
その地域に深く深く入っていくのが
一番かなと思います
大手といいましても
1店1店は局地戦です
大手に負けない要素を絞り込んで
その部分では
絶対に負けないようにするのみです
と
まあそんなとこですかね…
そうした中で
ホールの今後を担う新しい価値を
ホールの存在理由を
どうにか創出することができたらと
強く思います
簡単ではありませんが
あきらめずに進んでいきたいと思います
いやあ
思いつくままに
だらだらと書いてしまいました
ちょっと訳わからない部分も
あろうかと思いますが
あしからず…
というわけで
おやすみなさい
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