『ラファエロ展』

先日

上野に行ったついでに観てきました

国立西洋美術館で開催中の

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『ラファエロ展』です

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◎《自画像》(1506)

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ラファエロ・サンツィオ(1483~1520)は

ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並ぶ

イタリア・ルネサンスの三大巨匠のひとり

…でありながら

37歳で早逝しているため

自ずと作品数も少なく

その希少性から

今までなかなか

各国の所蔵美術館から

作品を海外に持ち出す許可が得られておらず

ゆえに日本では

知る人ぞ知る存在でありました

しかしそんな中で

今回

日本初となる

待望の『ラファエロ展』が

開催されることになり

ラファエロの油彩や素描だけで

なんと

約20点が揃ったのですから

これはもう

行くっきゃない

まさに

巨匠の全貌に触れるまたとない機会

ということで

いざ~

預言者の顕現を

ドラマチックかつ

大胆な構図で描いた

◎《エゼキエルの幻視》(1510年頃)

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ミケランジェロの肉体表現を思わせますね

お次は

矢を射られて

殉教することで知られる聖人を描いた

◎《聖セバスティアヌス》(1501-1502)

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矢を手に持って

優雅に佇むあたりが

なんともラファエロらしい

さらには

ダ・ヴィンチの「モナリザ」を

下敷きにして描かれたという

◎《無口な女》(1505-1507)

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写真とも見紛うほどの

見事な筆致

とにかく

その精緻極まりないタッチが

観る者を圧倒します

と

ラファエロは

古代ギリシャ以来

現代に至るまで

脈々と受け継がれてきた

西洋文明社会における

美の規範

定義

いわばスタンダードを

この中世イタリア・ルネサンスの時代に

確立した画家と言われていて

後世の画家たちに

多大な影響を及ぼした人物

あらためて

偉大なる存在ですね

そして

いよいよ本展のメイン

◎《大公の聖母》(1505-1506)

↓↓↓

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“優雅さ”を表す格好の題材

まさに

“聖母の画家”とも評された

ラファエロ渾身の一作です

バックの黒地は

後年

何者かによって

黒く塗りつぶされたことが判明したそうで

今回

その元の背景をうかがわせる

素描なども公開されて

とても興味深いかぎりです

いやあ

他にもまだまだ注目すべき作品満載です

ところで

僕は

数年前に

新婚旅行で

イタリアへ行った際に

今回来日を果たした

相当数の作品が所蔵されている

フィレンツェの

ウフィツィ美術館や

ピッティ宮殿内のパラティーナ美術館に

足を運び

実はその時

ラファエロの絵を

結構な枚数

観てきました

なので

今回二度目の鑑賞となる絵が

何枚もありましたね

例えば上記の

《自画像》や《エゼキエル》や《大公の聖母》など

観ていて

妙に懐かしい感慨にとらわれましたね

と

そういえば

かみさんとパラティーナ美術館で

膨大な数の絵を観て回っている時に

ふと目にしたのですが

現地に住んでいる人らしき

上品な感じの女性が

なんと

ベビーカーに乗せた赤ちゃんを連れて

絵を鑑賞しているでは

あ~りませんか

その光景を

館内で目撃した時は

さすがに

ちょっとビックリしましたね…

赤ちゃんはスヤスヤ寝ていた様子で

お母さんが散歩がてら

美術館に足を運び

絵画を鑑賞している風でした

その自然なこと

優雅なことったら

う~ん

なかなかないですね…

まず

日本では考えられないこと

そもそも

絵画を鑑賞するという行為は

日本では

なんとなく

高尚でお堅いイメージが拭えず

どことなく非日常的なこと

ましてや

赤ちゃんなんて連れて入場しようものなら

無表情の学芸員さんたちに

止められるのがオチ

混んでいるとなおさら…

つくづく

そこらへんが

明らかに違うんですよね

ヨーロッパでは

美術館が

教会と共に

日常の一部と化しています

生活の中のいたるところに

一流の絵画や彫刻が溢れていて

普段から何気なく

それらに触れることができるのです

この

芸術的

文化的素地の

違い

悔しいかな

その差は歴然としていましたね

いやあ

ラファエロを鑑賞していて

ついつい

そんなことを思い出した次第です

なんだか懐かしいなぁ~

というわけで

つい長文になってしまいましたが

ラファエロ展は

6月2日(日)まで開催中です

是非おススメです

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