『謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス』

2016年製作

スペイン・フランス合作のドキュメンタリー

『謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス』

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15〜16世紀に活躍した

ルネサンス期ネーデルラントの画家

ヒエロニムス・ボス

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生年月日が不明で

1516年に亡くなったことは知られています

人物像も謎に包まれていて

現存する作品はわずか25点のみ

Wikipediaによれば

これは多くの作品が

16世紀の宗教改革運動に伴う

偶像破壊のあおりを受けて紛失し

また一部の作品には

後補や修正の跡も確認されている他

後世の模作もあり

真贋の判別が困難な作品が多いということが

理由に挙げられています

本作は

そんなボスの現存する作品の中で

最高傑作と謳われている

スペインのプラド美術館所蔵の

三連祭壇画

《快楽の園》について

多くの識者たちの言葉を通して

縦横無尽に考察しています

って

もちろん僕も

まだ観たことはなくて

ボスの作品自体も

う〜ん

ちょっと観た記憶がないなぁ

ということで

あらためて

実際に目の当たりにしたら

おそらくはぶったまげるであろう

この世紀の傑作

《快楽の園》です

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作品は

中央:享楽に満ちた人間たちの幻想的な光景

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左翼:エデンの園

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右翼:地獄絵図

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に分けて

奇想天外でグロテスク

人間たちのシュールでエロティックな様

イマジネーションに富んだ生物や怪物などを

細密な筆致でふんだんに描きこみ

世にも怪奇で豊穣な世界観を構築しています

いやあ

映像で見る限りにおいても

この絵はすごい(!)

本作では

芸術家や作家、キュレーターなどなど

まあそれこそ

いろんな人たちが登場して

作品について語り尽くします

って

でも実際のところ

観ていて

ちょっと全貌が掴みづらく

ボス本人の謎も謎のままで

また作品自体の

稀有壮大なテーマや意図も

おそらくは

その一端に触れるのみで

作品の

深遠な宇宙を語り尽くすには

およそ

おぼついていない

でもそれゆえに

《快楽の園》の

底知れぬ謎が

観ていて

さらに深まるわけで…

ああ

プラド美術館に行きた〜い

というわけで

本作は

なんだかんだ

フラストレーションがたまる一方の

しかし

ヒエロニムス・ボスという

この稀代の画家の凄さが

自ずと実感できる

まこと貴重なドキュメンタリーです

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