『バルテュス展』
ただいま
上野の東京都美術館にて開催中の
『バルテュス展』
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20世紀最後の巨匠と
ピカソに言わしめた
画家バルテュス
(本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908-2001)
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ポーランド貴族の血を引く
パリ生まれのバルテュスは
世に広く知られた存在ではないものの
しかし
フランス、イタリア、スイスと
活動の場を移す中で
やがて
独自の具象絵画の世界を構築し
20世紀美術において
最も重要かつ特異な位置を占める
画家のひとり
と言われるまでになっています
そんな孤高の画家の
国内初の大回顧展である
本展は
1967年にバルテュスと結婚した節子夫人の
全面的な協力を得て開催に至りました
世界中から集められた
40点を超える油彩画や
素描、愛用品などを含む
計100点以上が一同に集結
いやあ
またとない機会ですね
バルテュスの絵は
ホント独特です
基本
具象ですが
時に抽象が混在し
不思議な色合いを帯びます
まこと
神秘的で
美しい世界観
ということで
ザザッとご紹介
◎《猫たちの王》(1935)
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猫を好んでモチーフにした
彼の自画像です
また
バルテュスにとって
猫と並んで
生涯にわたり
描き続けたモチーフが
少女です
「この上なく完璧な美の象徴」
と語っているように
少女は
彼の創作の源泉でした
今回も
数々の少女の絵が展示されていましたが
どれも
なんとも
あやしいんですよね…
“怪しい”
というより
むしろ
“妖しい”
という方がしっくりきますね
日本初上陸の代表作
◎《夢見るテレーズ》(1938)
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観る者を
思わず釘付けにしそうな
妖艶で謎めいていて
魅惑的な
少女…
◎《美しい日々》(1944-46)
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ソファにもたれた気だるい少女と
その隣で
煌々と燃える暖炉に薪をくべる男…
洗面器は純潔
火は欲望
を象徴しているんだそうです
◎《読書するカティア》(1968-76)
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点描のようなタッチが
不思議な味わいを醸し出します
う~む
どれも画面構成が面白いですよね
少女の大人びた足が
時に膝を立てたり
斜めに大胆に伸びたりして
静謐で平穏な画面の均衡を
唐突に打ち破ります
この構図上の面白さ
にわかに漂う緊張感
物語性の喚起
子供と大人の両面を垣間見る少女という
危うくもはかない一瞬のきらめき…
なんとも惹きつけられますね
◎《おやつの時間》(1940)
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静物画ですが
パンに突き刺さったナイフや
少しデフォルメされた女性の横顔に
緊迫感さえ漂いますね
◎《トランプ遊びをする人々》(1966-73)
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日本びいきのバルテュスが
二人の男の顔に
歌舞伎の“見得”を取り入れたとされています
う~ん
まっすぐに向いたデカい顔が
ちょっと不気味でこわいですが
なんだかその表情が
妙にリアルだったりしますね
そしてさらに
バルテュスが晩年を過ごした
スイスのロシニエールにある
「グラン・シャレ」
と呼ばれる住居のアトリエを
今回
愛用品と共にそのまま再現
いやあ
巨匠の
日常の一端が垣間見れて
感激です
雰囲気が伝わってきますね
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というわけで
本展は
今まで
なかなか全貌が掴みきれていなかった
この孤高の画家の偉業と
人となりを知る
絶好の機会
ぜひご観賞を…
と言いたいところですが
なんと
本展は
東京都美術館にて
6月22日(日)
今週末までとなってます
って
どうせならもっと早くアップしろよ…
ホント遅いですよね
失礼失礼
いずれにしても
最後の機会
お見逃しなきよう
ブログ読ませて頂きました^^せっかく訪問したので読者になりますね^^僕も更新頑張ります!
>かっくん@自動いいねツールプレゼント中さん
コメントありがとうございます(^-^)/。
お互い更新頑張りましょう^_−☆
ユリと言います(*`・ω・)ゞ今ゆっくり読んでみました~♪また更新されたら読みにきますね♪
>アクティブ@女子大生ユリさん
コメントありがとうございます(^-^)/❗️