コンピテンシー
ふと
コンピテンシーとは
以下、ちょっと長いですが
ウィキペディアより引用
「コンピテンシーとは、企業などで人材の活用に用いられる手法で、高業績者の行動特性などと訳されている。」
そして
「職種別に高い業績を上げている従業員の行動特性を分析し、その行動特性をモデル化して評価基準とし従業員を評価することで従業員全体の質の向上を図ることを目的とする。」
とあります
さらに
「企業などの人事考課に活用される。従来の日本型の人材評価は〈協調性〉〈積極性〉〈規律性〉〈責任性〉などから構成され、従業員の潜在的・顕在的能力を中心に評価していた。ただ、能力が高いことが成果とつながるわけではなく評価と会社への貢献度がリンクしないことがしばしばであった。」
と
「一方、コンピテンシーは〈親密性〉〈傾聴力〉〈ムードメーカー〉〈計数処理能力〉〈論理思考〉など、具体的行動で評価する。そのため評価と会社への貢献度がリンクしやすくなる。 」
このように
コンピテンシーは
人の能力や仕事の結果そのものではなく
業績を上げた人に共通の
具体的な“行動”に
フォーカスするという点が
特徴として挙げられますね
とまあ
確かに理にかなった考え方で
その行動特性を
データとしてどんどん蓄積していけば
自ずと
業績に連動した行動特性は
かなり見出せると思いますが
果たして
その行動を皆が実践すれば
業績アップを実現することができるのでしょうか
そもそも
皆が同じ行動をとり続けることって
実際できるのでしょうか
う~ん
妙な言い方ですが
僕は
とり続けることは
できるかもしれないし
できないかもしれない
と思います
仮に業績に連動する行動特性を特定できたとしても
それは未来永劫ずっと通用するとは言えないでしょうし
その行動をとる社員たちだって
機械じゃないんですから
そう
ハイ次、ハイ次って
行動し続けることなんて
ちょっと難しいんじゃないかなと思います
人は皆それぞれ
得手不得手があるものですからね
まあでも
そうは言っても
業績に結びつく行動を
会社としては
社員に求めるのが道理であって
コンピテンシーそのものが
悪いわけでは決してなく
これはむしろとても真っ当な手法かな、と
要は
コンピテンシーに依存し過ぎてはいけないということですかね
少なくとも人間がやる以上
あまりとらわれずに
極力フラットに考え
時には疑ってかかることも大事なのかなと思います
まあ理想論かもしれませんが
社員一人ひとりの持ち味を活かした行動をもって
それを業績に結びつける可能性も
一方で追求すべきでしょうか
それと
やはり行動だけでは
片手落ちで
そうした行動を生み出し続ける
価値観
マインド
スピリット
そうしたいわば
理念を体現する上での
心構えや
もっと言えば
覚悟
のようなものを
どれだけ社員たちが持てるか
持てるような組織風土を日々醸成できるか
そういった考え方との
両輪を
どっちも追求するという姿勢が
僕は大切なのかなと
つくづく思う次第です
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