出版取次会社の事例

う〜ん



出版業界、厳しいですね…汗


先日、目にしたNEWSによりますとNEW


地図・旅行専門の出版取次会社


日本地図共販株式会社が


2月10日付で


東京地方裁判所へ自己破産を申請し倒産したことが明らかになったそうで


帝国データバンクおよび東京商工リサーチによるとサーチ


負債総額は約14億6000万円の見通しとのこと


なんでも


同社の創業は1946年で
戦前の陸軍参謀本部が作成した国土の基本図である「地形図」を
戦後に引き継いだ国土交通省国土地理院の


販売元として独立し設立


以来、地形図の特約店の1社として
大手出版社が発行する地図、ガイドブックなどを
全国の書店に取次販売してきました

また取扱品を地図、旅行などの分野に専門特化することで
競合他社と差別化
結果
地図業界における市場シェアは高く


特に地形図に限れば
業界トップクラスのシェアを誇っていました

全国2000を超える書店の販路を持ち


ピーク時の1997年9月期は


売上高109億9065万円を計上クリップ


とまあ


そうした


当時は盤石に見えたであろう目


この日本地図共販ですが


その後に襲ってきた


出版業界の需要縮小の波


インターネットによる無料の地図サービスの普及などによって


業界環境が激変ドンッ


さらには


大手の取次への帳合変更が続出


結果


取扱高が年を追うごとに減り続けダウン


そうなると帳合変更がさらに加速し


新刊本の減少も相まって


昨年2016年9月期の売上高が32億1010万円と


ピーク時の約3分の1まで減少


直近で6期連続の当期純損失を計上


そうして業績は悪化の一途を辿り


自己破産に至った


…という経緯となっております長音記号2


う〜ん


出版業界の特殊性もあってか


なかなか耳慣れない言葉も出てきますが注意


上述の日本地図共販の事例から


多くの教訓を読みとることができますかねパー


◎地形図というアイテムへの大胆な絞り込みによるメリットとデメリット


…何よりリスク分析は十分だったのか!?


◎インターネットがもたらす影響度合いの少なからぬ楽観視の懸念


◎出版業界の規模縮小がそのまま連動する


取次販売の構造的な宿命


◎他の業種業態への転換、資源分散の可能性


…と


結果論なのでどうとでも言えますが


でもよくよく見てみると目


なんだか僕ら業界にも


んま当てはまりそうな事例ですねメガネ


特にはホールの取引先としての
遊技機の販社さんや賞品の卸業者さんが
いわば取次に値し
そして縮小に伴って
そうした帳合=特定の取引関係が


どんどんと
大手の販社、業者さんに集約していく
まあ業界の規模が縮小すると
もとより私ども中小規模のホールも
どんどん廃業に追い込まれ
大手ホールに集約していく流れとなるわけで爆弾
う〜ん
ホントこれは
他人事ではありませんな…あせる


出版業界も遊技業界も


ある意味


特殊性が多々ありますしね…ドクロ


まあそういうわけで


他業界の事例から学び


自分たちの業界に置き換え


少しでも自社に反映させていければと思う次第です虹



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