ドンキ躍進の秘訣
先日読んだビジネス誌
月刊プレジデントに
ディスカウントストア
「ドンキホーテ」
について書かれた記事があり
とても興味深く読みました
いやあ
それにしても
ドンキって
熾烈な争いを繰り広げている小売り業界の中で
ひとり気を吐く感じで
元気ですよね〜
↓↓↓
店舗が潰れるたびに
そこに新たにドンキができるといった印象で
今ではパチンコホールも例外ではなく
ホール跡地に
ドンキが出店するケースは全然珍しくない話ですね
ということで
上述の月刊プレジデントに掲載されていた記事を
以下、一部転載
↓↓↓
ドンキホーテは
1989年の第1号店オープン以来
28期連続で増収増益を達成
現在、全国に約400店舗を展開するまでに成長
2020年には
売上高を1兆円
店舗数を500店舗まで増やす目標である、と
この増収増益は積極的な出店攻勢が功を奏している結果ですが
ドンキの出店は
他の店舗が撤退した跡地を
再利用する“居抜き出店”が基本です
詳細は割愛しますが
大手小売業では通常
チェーンオペレーションを効率化するために
店舗業態を絞り込んで
売り場のレイアウトや棚割りまで
フォーマットが決まっていることが多い
対してドンキは
フォーマットがきっちり決まっておらず
ワンフロアでも多層階でも変形フロアでも
自由自在に出店してしまう
と
そうした定型にはまらなくても
しっかりとお店を成功させてしまうドンキの強さ
それは何より
圧倒的な集客力にあります
ではその集客を生む要因は何でしょう
ポイントは大きく4つ
①個店経営
②深夜営業
③スポット商品
④圧縮陳列
以下、説明
↓↓↓
①ドンキはチェーンストアでありながら
商品仕入れの権限を店長に委譲
個店経営を実践している
成果主義も徹底
売り場作りや品揃えは
店長の考えがダイレクトに反映され
店舗ごとに全く異なる
②大型店が手薄なナイトマーケットに強い
インバウンドの観光客に
“夜の遊び場”を提供する役割も果たしている
③アウトレットの服飾雑貨、賞味期限切れ寸前の食品など
タダ同然で仕入れた“スポット商品”を
叩き売りするのが得意
スポット商品は
全体の実に40%を占める
④そうした目玉商品を
所狭しと並べる“圧縮陳列”によって
商品選びに
宝探しのような楽しさを創出
…
とまあ
読めば読むほど
なるほどと納得ずくしで
いちいち理にかなってますね
と
僕が最も得心した箇所は
利益面のくだり
通常
個店経営や圧縮陳列は手間がかかるので
店舗の運営コストは高いはずだが
ドンキの営業利益率は
近年、5%台を堅持
大変良好な状態をキープしている
その要因として挙げられているのが
先ほど述べた
スポット商品の利益率の高さ
加えて
納入業者が積極的に店舗運営をサポートしてくれる背景もある、と
どういうことかというと
いざという時に余剰商品を仕入れ
売り切ってくれるドンキを
サプライヤーも頼りにしているからで
まさに持ちつ持たれつ
WIN-WINの関係が構築された好例と言えましょう
そして結論として
今後も躍進を続けるための最大のカギが
「人」
つまりは
高速出店を担う人材力にある、と
もとより個店経営は
高度な力量が要求されるため
それでなくても人材育成に時間がかかる
なので
近年、人手不足がますます深刻化する状況下で
いかに優秀なスタッフを確保できるか
そこが最大のキーポイントである
という形で締めくくられています
う〜ん
同じく店舗を構える身としては
ホント切実なテーマで
大きくても小さくても
どこも行き着くところは同じ
つまるところは
人ですね
というわけで
いやあ
何かと気づき満載でした
是非とも
ドンキの秘訣を参考にしたいと思います
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