堀江貴文『99%の人が気づいていないお金の正体』
ホリエモンこと
堀江貴文氏の著書です
↓↓↓
2時間ほどでサクッと読めますが
いやあ
なかなかどうして
ホリエモンの毎度明快な語り口が
頭の片隅に
後々までフックとなって引っかかるんですよね
本書は
そんな気になるキーワードが満載です
いわく
お金の「正体」とは
そもそも何なのか?
お金はそれ自体に価値があるわけではなく
例えば1万円札なら
1万円相当分の
いわば「信用」があるに過ぎない
という事実
このお金というモノサシ自体が
特にこれからの激動の時代においては
その価値が相対的に
どんどん変わっていく可能性があるということ
本書は
その成り立ちや歴史的な経緯を踏まえつつ
お金にまつわる32のテーマに沿って
ホリエモンがその意味や本質を
スパスパと解き明かしていきます
と
一番最後となる
32個目のテーマ
【お金のいらない世界】
〜テクノロジーが進化するほどに経済社会は「原点」へ回帰する
ここのパートが
本書のテーマを端的に表しているので
以下、かなりの部分になりますが
そのまま転載
↓↓↓
2018年の日本のGDP(国内総生産)は前年比0.8%増だった。
高度経済成長期の日本は1955年から73年までの間、おしなべて10%以上ものGNP(国民総生産)をのばしてた。
この頃に比べると信じられないような数字だろう。
日本はこれからマイナス成長のつらい時代を耐え抜かなければいけないのだろうか。
実は、国の豊かさを測るものさしとしてGNPやGDPは決して万能とはいえない。
GNP、GDPが取りこぼしているQOL(クオリティ・オブ・ライフ)という観点にフォーカスしてみよう。
…
経済学の世界では「消費者余剰」という考え方がある。
消費者が「マツタケ1本にギリギリ4000円までなら払っていい」と見積もったとしよう。
マツタケを3000円で買えたら「差し引き1000円分、得をした」という顧客満足度が消費者余剰として残る。
この数字は消費者の心の中に隠れているものなので、GDPにはカウントされない。
たが野村総研によると、この数字をきちんとカウントすれば、GDPは0.7%という微々たる数字ではなく、3.8%にのぼるというのだ(2016年)。
スマホのメッセンジャーアプリ、LINEのユーザーの消費者余剰だけで年間6.9兆円にもなるというから驚く。
昔はファミコンのカセットが1本5000円もしたのに、今はスマホゲームを無料で楽しめる。
YouTubeだってGoogleマップだってタダだ。
恋人が海外留学していたり遠距離恋愛だったりすると電話代が月に何万円もかかって死にそうだった、なんていう時代が懐かしい。
スマホとネットの技術革新によって、「娯楽にお金がかからない」いい世界になった。
以前はVHSやDVDのレンタル代が1本350円とか400円だったが、アマゾンプライム・ビデオやネットフリックスにアクセスすれば、月額数百円で映画やアニメをいくらでも「見放題」だ。
ユニクロのヒートテックなんてあんなに安いのにメチャクチャ高性能だし、そのほかのファストファッションも充実しているから、手軽に今風のコーディネートを取り入れられる。
Wi-Fiさえあれば仕事はオンラインでできる。
ド田舎に引越せば家賃はタダ同然だし、満員電車に乗る必要もない。
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)は下がらないどころがむしろ上がる。
ひょっとするとこれからの時代はお金すら必要なくなるかもしれない。
…
う〜ん
なるほどです
テクノロジーの進化によってもたらされた豊かさを
当たり前のように享受している現実
実は
これはすごいことなんですよね
今更ながら気づかされた次第です
というわけで
さあて
僕も頭を柔軟に切り替えて
コツコツと信用を貯めていきたいと思います
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