映画『BELUSHI ベルーシ』
2020年製作のアメリカ映画
R・J・カトラー監督の
『BELUSHI ベルーシ』
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伝説のコメディアン
ジョン・ベルーシ(1949-1982)の
ドキュメンタリーです
その破天荒な暴れっぷりで
アメリカ・コメディ界に一大旋風を巻き起こし
俳優やミュージシャンとしても大成功を収めながら
人気絶頂の1982年に
33歳の若さで薬物の過剰摂取により急逝
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本作は
ベルーシの偉大な功績を
豊富なアーカイブ映像や写真で辿るとともに
その裏の
彼の知られざるナイーブな側面
のしかかるプレッシャーへの不安や苦悩を
高校時代からのパートナーである
妻ジュディスの自宅に保管されていた
音声テープや詩、ラブレターなどを通して紐解き
親友ダン・エイクロイドをはじめとする
関係者へのインタビューや
アニメーション動画などを通して
この稀代の怪物の光と影を
詳らかにしていきます
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ベルーシの駆け抜けた人生よろしく
映画も
アーカイブ映像や写真、音声が
洪水のように矢継ぎ早に映し出されます
あらためて
ベルーシの突き抜けたパワーと
彼の遺した足跡には
終始圧倒されっぱなしですね
まあ
僕のイメージでは
なんといっても
『ブルース・ブラザース』(1980)ですかね
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う〜ん
しかし薬物に蝕まれ
心身ともに悲鳴を上げていく過程が
映像や資料で映し出され
ベルーシの知られざる実像が
明らかになるにつれて
彼に対するパラダイムが
自ずと変わっていきますね
つくづく
華やかな栄光とともに
エンタメ界の巨大な渦中に呑み込まれ
嵐のような生涯を送った彼の短い人生は
底知れぬ資本主義社会の
負の側面を象徴しているように思います
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と
話は変わりますが
ベルーシを見ていて
ちょっとイメージがかぶる人がいます
ドイツの映画監督
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(1945-1985)です
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ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として
16年間で44本の映画、14本の戯曲など
膨大な数の作品を発表
わずか37歳にして
薬物の過剰摂取によって急逝した
伝説の映画監督です
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よくよく
命を削るようなオーバーワークぶり
特には後年、顕著になった
太った体躯
死因が薬物の過剰摂取
享年は
ベルーシが33歳
ファスビンダーが37歳で
奇しくも共に1982年に死去
と
2人には
多くの類似点が見出せます
ベルーシと
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ファスビンダー
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風貌もどことなく似ていますね
何より
強烈な個性
パワフルな言動で
時代を先導したカリスマ性と
周囲を巻き込んでいった
その人間的な魅力が
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2人に共通しているように思います
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おっと
すっかり
余談となりましたね…
というわけで
本作『BELUSHI ベルーシ』
必見のドキュメンタリーです
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