“絶対”はない
う~ん
最近どうも理屈っぽい自分がいます…
前々回のブログにも
物事には両面があって
一極
一つの軸
だけではダメ
と書きましたが
それは言い換えれば
世の中に絶対はない
ということ
必ず両面、二極、二軸
つまり
相対しかないということです
絶対というのは
それはすなわち
神のことです
神こそは絶対的な存在だと思います
では世の中に
神に値する人や物は
果たしてあるでしょうか…
う~ん
これはなんともいえませんが
そうなかなかあるものじゃありません
貨幣ですら
こんなに値が上下するのですから…
あらためて
思うこととして
人間は神ではない
ということです
神にはなり得ないからこそ
人間なのです
つまり
人間は神の対極
不完全な存在なのです
だからこそ
人間は神の高みを目指すのです
到達することを信じて目指すのです
それが成長意欲というやつです
イチローですら
どこまでも上を目指しますが
せいぜい打率4割です
10年連続200本安打なんて
これはとんでもない偉業かもしれませんが
神の領域ではありません
なのでイチローは
まだまだ成長することができるのです
でもイチローは
おそらく決して
今後も9割9分9厘とかは
打てないと思います
5割ですら無理だと思います
(そんな断定する根拠は全くありませんが…)
つまり人間は
永遠に神にはなれないのです
もっと言えば
人間は神を目指すのですが
神にはなれないし
神になってはいけないのです
仮に何らかの方法で
神になったとしたら
それはたぶん錯覚でしょうし
あるいは
それはもう
死しか待っていないのかなと思います
つまり神になれるほど
人間は強くないし
なったと思うこと以上に
傲慢なことはないと思います
永遠になれない存在だからこそ
神なのです
つまり世の中には
神と呼ばれる絶対的な存在は
ないということです
そして
冒頭申し上げたような
一極
のみで事足りるもの
それが唯一
神と呼ばれるもので
それ以外は一極のみでは
片手落ちになるということなのです
いやあ
まわりくどい言い方ですいません
ということで
ここからは
ちょっと現実的な話になるのですが
僕は理念ですら
絶対ではないと思っています
極論を言ってしまえば
僕は理念では
業績は上がらないと思っています
ましてや
人の力でも
業績は上がらないと思っています
…と
こう書くと元も子もないですね…
まあそれぞれの会社の
立ち位置や時間軸によって
業績の中身そのものが大きく変わるので
もちろん一概には言えないのを
承知の上で
あえて言いますが…
僕は業績は
どうやったら上がるのかといいますと
これはもう
マーケティングだと思っています
お客様のニーズはどこにあるのか?
エリアの中で
自店が競争優位に立てるものは何か?
理念とかの前に
まずそれを見つけ出さないと始まりません
それはどうやって見つけ出すのか
正直わかりません
わかったら苦労しません
でもそれをどんな方法でも
ちょっとしたはずみでもなんでもいいので
これだ
というようなものを見つけ出したら
それを徹底的に
伸ばしていく
育てていく
そうしてお店の骨格が
出来上がるのかなと思います
それは理屈ではありません
まずお客様の心にヒットするお店を
しっかりと立たせて
どんなレベルであれ
安定した数字を叩き出すこと
これを何はさておいても
真っ先にやるべきかな、と
その上で
それを継続実践していくための
また改善し続けていくための
組織作り
仕組み作り
そしてそうした一連のプロセスを通して
ほのかに立ち現れる風土や価値観を
文言化して
共有を図り
それを存在理由とし
真の目的と定めたものが
すなわち理念なわけです
なのでそこまでのプロセスを経たならば
理念の浸透や
人の力
仕組み作りに
励んでしかるべきだと思います
しかし
それを見出せないまま
人材育成だの自己啓発だのに
せっせといそしんでも
それはどだい無理があるというもの
業績が上がる施策を講じることなしに
もっと言えば
経営上の資源を投入することなしに
いたずらにモチベーションを上げても
それでは社員が酷だと思います
まあ実際は
業績が上がる策を見出せないまま
でも何かしないといけない
どんな方法でもいいと
藁をもすがる思いで
いろいろなことをやってしまうのが
実状だと思いますが…
かくいう弊社もご多分に漏れず…
いやあ
自分で書いてて
耳が痛くなりました
う~ん
僕も頑張らないと
というわけで
またまた
すっかり話が長くなってしまいましたが
今日の格言
世の中に“絶対”はない
…かもね
おまけ
20世紀最大の宗教画家として知られる
フランスの
ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の
《聖なる顔》(1933)
↓↓↓
太い線
荒々しい筆致から
自ずとにじみ出る
深い信仰心
ルオーの描くイエスキリストは
ある種
絶対的なまでの存在です
趙社長のような素晴らしい方でも悩むんだ!と思うと、安心感と親近感が湧きます。
業界がどんどん悪くなって行くなか、一店長の自分が、趙社長の心労を量りかねますが、いつも良いエネルギーを、このブログやFBから頂いております。
いつも、ありがとうございます。
>廣川 英昭さん
コメントありがとうございます。
そう言っていただけると、とても元気が出ますо(ж>▽<)y ☆
ありがとうございます!